24年間克服ができないこと
いそいそと本を出し、図書館のカウンターに並べる。
5冊の本を返却。そして、6冊の本をもう一度借りることができるか確認してもらっている。目の前で行われる手続きの軽やかさと言ったら、風の如く。
そんな手続きをしてくれている司書さんの手元を見ると、指先のネイルがとても綺麗なグラデーションで、見惚れてしまった。無類のグラデーション好きの私の心にクリーンヒット。
そうして手続きを終えてもらって、本を受け取る時、「ネイル、めっちゃ綺麗ですね」と、思わず口にしてしまった。ハッとした顔をしていると、司書さんは「ありがとうございます!」と笑ってくれた。ホッとした。
もしかしたら新手のナンパかもしれない言葉。不快にさせたらどうしようと瞬時に思っていた。
その帰り、道を歩いていると見知らぬ人が近づいて来て、
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