息をするように
「なんでなんで星人」
これは母が幼少期の私のことを話すときに、よく用いる表現だ。
言葉をしっかり話すようになった1歳半の頃から、少しでも気になったものを見つけると、両親をつかまえて「なんで〇〇なん?」「あれはなんていうん?」「これってなんで〇〇なんやろ?」という質問攻撃を繰り広げていたそうだ。
あまりにも四六時中聞いてくるし、答えられない質問も多かったようで、その頃から両親は私に、本や100円ショップで売られている「ひらがなドリル」などの教材を与えるようになったという。
その影響で幼稚園に入園する頃には、紙の上で縦横無尽に文章が綴られる解読不可能の手紙を書いては、両親や祖父母に渡して回っていたし、「からだのしくみ」のビデオテープを擦り切れるほど観て、新しい知識を得ては、学んだことを母に事細かく説明して語っていたそうだ。
そんな幼少期の頃の思い出話を母と話すたび、私という人間の本質はちっとも変わっていないことを痛感する。
先日、馴染みの古本屋さんで、
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