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物価上昇を本当に体感できてる?データと現場で現状把握する方法
それにしても物価高騰が止まらないですよね。
買い物に行きますと
「前はもっと安かったのに…」
と感じる場面が増えています。
でも、食品や日用品って生活必需品ですから
多少高くても買うじゃないですか。
高くなったけど目をつぶるしかないですよね。
ただ、そんな生活がこうも長く続いてくると
いつの間にか物価上昇に慣れてきている
(諦めてきている)
自分に気が付いたんです。
物価上昇は仕方ないよね・・・
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いやいやいやいや、給料は上がらないのに
物価が上がっているってかなりマズい状況ですよね。
今はまだ耐えられても
これが続いていったら少しずつ
でも確実に体力を削られていくわけで。
思考停止になっちゃいかんと。
日本国民がちゃんと危機感をもたないと
”あくどいやつら”の言いなりに
なってしまうじゃないですか。
そこでまず今の状況を”きちんと知る”
ところから始めたいなと思ったんです。
今までは
【物価上昇を”なんとなく”で済ませている】
ようなところから
今日のゴールは
【物価上昇を事実として体感する】
ところを目指したいと考えています。
メディアに煽られて恐怖に陥るのではなく
冷静に判断できるようになりたいんですよね。
そのために今日は
誰でも分かりやすく物価上昇を体感できる方法
で一緒に物価上昇を体感してみましょう。
1.まずは本丸【総務省消費者物価指数】を攻めてみた
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データと言えば総務省統計局。
ここなら数値でデータが見れるので実感がわきそうです。
総務省統計局のHPにいけば
正式に発表されている消費者物価指数が
PDFでダウンロードできちゃうんです。
最新版は2023年11月27日発表分。
(2023年12月5日時点)
これを見ることで
どのくらい物価が上がっているのかが分かります。
その結果はといいますと
【2023年10月分 消費者物価指数】
・総合指数:107.1
・生鮮食品を除く総合指数:106.4
(2020年を100とする)
案の定上がっていました。
(だよね~)
でも感覚的には思ってたより上昇率は低いな
という印象です。
もっと上がっているように感じていたんだけどな。
次は項目別の指数が出ていたので
見ていきます。
いきなりですがここで問題です。
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何の項目が一番価格上昇したと思いますか?
以下の中から選んでください。
・食料(全般)
・生鮮食品 ・生鮮食品を除く食料
・住居 ・光熱/水道
・家具/家事用品 ・被服及び履物
・保健医療 ・交通/通信
・教育 ・教養娯楽
・・・
・・・
考えましたか?
それでは上昇率が高かったものを発表します。
デレデレデレデレ・・・
\\\ ババンッ //
第1位 生鮮食品 125.0
第2位 食料全般 116.3
第3位 家具・家事用品 116.2
(第4位 生鮮食品を除く食料 114.8)
(2020年=100)
予想は当たっていましたか?
どうりで料理に関わる私の方が
何もしない夫より
物価上昇を体感していたわけです。
(ちょっとトゲある言い方)
しかも「同月前年比」を見たら
さらに衝撃だったんです。
同月前年比で上昇したものの内訳から
高くなったものを抜粋してみますと
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【総合指数の前年同月比に寄与した主な内訳】
生鮮食品 18.6%
生鮮果物 16.9%
乳卵類 19.2%
菓子類 10.5%
家事用消耗品 13.1%
え?10~20%近く上昇ですか!?
しかも生活に欠かせないものばかりです。
これじゃ家計も厳しいわけですよ。
ただね
今ちょっと思ったんですけど
%とか数字だけじゃ
なんか体感が足りないんですよね。
高くなっているのはわかったけど
実際いくら値上がりしてんのかな・・・
おっと心の声が漏れ出てしまいました。
実は今回
私のモヤモヤを解消してくれるサイトを
見つけちゃったんです。
2.実際の価格上昇が丸わかりのサイト見つけた
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今回ご紹介したいのがこれです。
いつの間にか容量が減っている商品wiki
https://shrinkflation.info/
商品の価格と容量がどう変化しているかが丸わかり
になっているサイトです。
このまとめwikiは、
シュリンクフレーションが発生している
商品の情報を共有し、
消費者として価格の変動のみでなく
内容量や品質の変化にも意識を向けたい
と思い開設しました。
※「シュリンクフレーション(shrinkflation)」とは
小売りされる商品の価格は変わらないまま
内容量がシュリンク(収縮)していく経済現象です。
ステルス値上げ・実質値上げとも言われます。
そうそう!
実際の価格だけじゃなく
内容量の変化も知りたかったんですよ!
もうかゆいところを搔いてくれるんだから~。
例えば子どもの味方
ガリガリ君を見てみます。
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どのくらい減ってきたか?というと
【ガリガリ君の価格変遷】
2014年頃 113ml 60円(税抜)
2015年頃 110ml 60円(税抜)
2016年頃 110ml 70円(税抜) 値上げ
2020年春 105ml 70円(税抜)
確かに2016年ころに値上げされていたな~。
量も少しずつ減っていたんですね!
知らなかった!
参考資料として参考URLも記載されていました。
もちろんお菓子類だけじゃなく
お菓子
飲料
インスタント食品
冷凍食品
加工食品
日用品
外食その他
のカテゴリーもあります。
こちらのサイトを見ることで
いかに物価上昇しているかが
体感として分かりやすいと思います。
近々の値上げまでは反映されていないのですが
今の価格と見比べると
えげつないことになっていそうですね。
なお、こちらのサイトは個人の方が運営しているようで
このwikiは誰でも自由に編集が可能です。
とあり、有志の方が集めた情報になっていることが分かります。
(正式発表じゃないから信用できるか!と思う方はどうぞスルーしてくださって大丈夫ですので。)
最後に
さて今回は
総務省統計局のデータ
に加え
見えないステルス値上げに対する現場の情報
を合わせて知ることで
物価上昇の推移をより正確に
体感することができるようになりました。
【物価上昇を事実として体感する】
のゴールは達成できたんじゃないかと自負しています。
ただ物価上昇をぼや~っと眺めるのではなくて
自分ごととして捉えることが大切だ思うんです。
そこからようやく
自分は何を選択していくべきかを
考える段階に入れるんじゃないかな。
メディアに煽られずに
しっかりと自分で判断していきたいものです。
火曜金曜更新中
綺麗道でした。
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【参考サイト】
総務省統計局ホームページ https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html
いつの間にか容量が減っている商品wiki
https://shrinkflation.info/
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