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買う以外の応援 農業ボランティアはやっておいた方がいい 新潟市南区中村農園さんのお手伝いで得られたもの

日本は
・食糧自給率が低く、輸入に頼っている
・農業人口が高齢化+激減
     ↓
だから今、危険な状況なんですよ。

って聞いたことありませんか?

グラフを作ってみたから載せてみた

状況をなんとなくは理解している人も
多いと思うんです。

それに加え

農家さんは大変だ

という”話”も聞いたことあると思います。

でも、農家さんのご苦労を本当に知っていますか?

私自身、本当の現状はどうなっているのか
生で見たことはありませんでした。

それが引っかかっていて
どこかで当事者意識が足りないんじゃないか
と感じていたんです。

農家さんを守らなきゃ
農家さんを助けなくちゃ

っていう想いはあっても
実際に自分に何ができるんだろうと不明確で

商品を「買う」ことで応援するしかできない
と思っていました。

でも、そんなとき
農家さんを直接助けられる制度がある
ことを知りました。

それが「農業ボランティア」です。

ボランティアなんて偽善じゃない?
と実はこっそり思っていた節があるんですが

今は
「農業ボランティアはあえてやる価値があるものだ」
と考えが変わりました。

今回は私の考えを変えた
実体験をお話してみたいと思います。

新潟市の農業サポーター制度

全国的にも
農業ボランティアを斡旋するところはありますが

新潟市独自の市内在住者向けの
農業ボランティア制度がありました。

それが「農業サポーター制度」です。

農業サポーターとして登録すれば
登録されている受け入れ農家さんの中から
好きなところへお手伝いに行くことができる制度なんです。

お米の新潟だから米農家さんだけかと思いきや

・稲作
・園芸
・野菜
・果樹(柿・ぶどう・なしなど)
・大豆

など様々なジャンルの農家さんの中から
自分の興味のあるところを選べるんです。

野菜作りたいなら野菜農家さん
園芸を学びたいなら園芸農家さんにいけば
ボランティア活動が”学び”の場にもなりますよね。

私も登録したは良いもののどこに行こうかと
迷ったんですが

最終的に私が選んだのは・・・・

南区のブドウ農家さんに決定!

新潟市南区の中村農園さんに潜入

この度、お手伝いさせていただいたのは
新潟市南区茨曽根にあります
「中村農園」さんです。

受け入れ農家一覧を眺めながらどこに行こうかな
と考えていた私の目に飛び込んできたのが
「ルレクチェ」という言葉。

※新潟産の洋ナシで私の大好物
好き過ぎてこんな投稿もしてます↓

ルレクチェの言葉に惹かれ
中村農園さんに興味を持ちました。

ですが、残念ながら
今はルレクチェは辞めているそうで(´;ω;`)しょんぼり

それでもいいからとお邪魔することにしました。

さて、代々農家を営んでいるという中村農園では
現在、お米の他にワイン用のブドウを育てています。

10月12日放送BSN「水曜見ナイト」にも出ていました

新潟市でワインと言ったら
カーブドッチワイナリー」が有名ですが

そのこだわりのワインを生み出すための
ブドウを手掛けているのが
中村農園さんなんです。

春にも一回、お邪魔させていただいたときは
ブドウの苗を整えるお手伝いをさせていただきました。

初心者の私にも優しく教えて下さって
微力ながらもお手伝いをさせて頂いた
経緯があります。

そんな中村さんからメッセージが。

以前貴方が手入れをして下さった
ワイン葡萄の収穫を
来週の8,9日の両日に行いますので、
お手伝いに来て下さいませんか?

あのときのブドウが収穫の時を迎える!
それは是非お伺いしたい。

ということで
収穫のお手伝いにお邪魔してきた次第です。

新潟市南区中村農園で初めてのブドウ収穫体験

時は10月8,9の2日間。

1日だけですが
お手伝いさせていただくことになりました。

2日間にわたっての収穫作業とのことで
ある意味一大イベントです。

「初めてなんです」という方や
ご家族連れだったり
大勢のボランティアさん達がお手伝いに来ていました。

ブドウの収穫なんてしたことがなかったので
私でもできるか心配はしたのですが
結果、初心者でも大丈夫でした。

ハサミで枝の根元からチョキンと切るだけ。

ぶきっちょさんでも小学生でもできる作業なので
ただただ楽しく収穫させていただいた感じです。

収穫されたブドウたちが
次々とコンテナに溢れていく様子が
なんだかすっごく嬉しくて

ブドウたっぷり

こんなに実ったんだぞ!って
ブドウたちが誇らしげに見えたり

知らない方々と一緒に同じ作業をしていく
なんか仲間感みたいなものも感じました。

途中雨に打たれながらの作業でしたが
雨なんか気にならないんですよね。

「早くブドウをもぎたい」という欲に駆られて
きっと鼻息が荒くなっていたかと思います 笑

たわわ

以前お伺いしたのは春。

そのときはブドウの枝にはまだ実はついておらず
枝がまっすぐ伸びるようにサポートする作業でした。

そこから時が流れて

そのブドウの木には
たわわに実ったブドウたちがひしめき合っているんです。

ぎゅーっとたっぷり実が詰まった
ブドウの房。

生命力の塊です。

あの細かった枝から
こんなに重量感のある立派なブドウがなるなんて
想像を超えていました。

収穫の喜びは他に何物にも代えがたい喜びなんだ

と、中村さんがお話しされていたんですが

ほんの少ししかお手伝いしていない私ですら
こんなにも収穫が嬉しいものだなんて
ここに来る前は思いませんでした。

本当にブドウたちが輝いていて
生命力が満ち溢れているんです。

そのブドウに触れさせていただくだけでも
逆にエネルギーをもらってるみたいな感じでした。

ただお手伝いに行くだけ
と思っていたんですが実際は違いました。

「手伝い」をしているようで
むしろ私の方がたくさんのものを受け取っていたんです。

自然の力強さだったり
ブドウの生命力だったり
自然の摂理だったり

言葉ではうまく言い表せないのですが

「ブドウの生育」という一つの事象から
何かとてつもない大きな体感が実感できたと言いますか

もうね、とにかく素敵な時間だったとしか言えないです。
(最後言葉を諦めた)

これは体感した人にしか分からないものが
その場にはありました。

収穫され、山積みになったブドウたち。

これが明日、ワイナリーに届けられ
今度は美味しいワインへと変貌していく・・・。

あぁ、想像するだけでワクワク。

すっごく楽しい時間を過ごさせて頂いて
「来て良かった」
心からそう思えたんです。

貴重な新潟産生はちみつまで付いてきた

作業させていただくだけでも
十分満足だったのですが
さらに嬉しいオマケがついてきました。

それが中村さん自家製の生はちみつ

実は中村さんは農業の傍ら
ミツバチの養蜂もされているという多才ぶり。

まがい物が多いはちみつが溢れている
今の日本では珍しい

「本物のはちみつ」を作っているんです。

濾過しただけの純粋な天然はちみつで
栄養がそのまま詰まっているという逸品。

こんな価値あるはちみつを
こんな近くで作っていたとは知りませんでした。

この貴重なはちみつは
北方文化博物館などで購入することができるんだそうです。

※オンラインですとこちらで買えるみたいです↓
オーガニックエクスプレス
https://organic-exp.com/products/detail.php?product_id=1881

その特別なはちみつを
お礼にと頂いちゃいました。

もう、本物のはちみつは香りが違って
本当に美味しいんです。

こんなに嬉しいお土産もいただいて
ホクホクの1日でした。

農業ボランティアには参加した方がいい

私はほんの数回しか立ち会っていませんが
その裏では毎日ブドウや農作物と
向き合っている人がいます。

自然相手ですから
予想通りとはいかない難しさもあると思います。

中村農園さんは
基本的にはご夫婦中心に作業をされているそうです。

ときに息子さんなども手伝いに入るそうですが
お勤めがあって毎日は難しいんだそうで。

そんな時ボランティアさんの存在が
どれだけ助けになることか。

家族経営という農家さんが多い中
やはりボランティアの存在価値は大きいはずです。

陰で日本の豊かさを支えて下さっている
農家の方々。

「買う」ことで応援するというのも一つです。

ですが、その場に出向いて
直接お手伝いすることの方が
もっと大きなサポートになると思うんです。

初心者だけど
体力もないけど
頻繁にはいけないけど

それでもお手伝いしたいっていう想いがあれば
少しはお力になれるんだと思います。

だから
農業ボランティアという制度を
多くの方に知ってもらいたいし

たった1回でもいいから
実際に体験してみて欲しいんです。

データだけ見て農家さんが大変だ
と言うだけなら誰でもできると思います。

生の行動体験をしてこそ
日本の農業の実情を知ることができます。

そして

作る喜びだったり
生命への感謝だったり
自然の尊さだったり

農業ボランティアで得られるものは
果てしなくあります。

そしてあなたの一歩は
日本を助ける一歩になるんです。

自分で野菜を育てるのも良いと思います。

でも農家さんを手伝ってみることも
一つの選択としてアリだと思います。

一度、農業ボランティアをご検討ください。

単なる一市民の立場ではありますが
ぜひお願いします。

新潟市の農業サポーター制度はこちら↓

全国の農業ボランティア情報はこちら↓

今日は
勝手に農業ボランティアを推す会でした。

一人一人の意識がこれからの日本を作ります。

農業に関して何か考えるきっかけに慣れたら幸いです。

火曜金曜更新中

綺麗道こと古川綾子でした。

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新潟屈指のワイナリーの話はこちらで↓


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綺麗道 【生きるを愉しむ新潟クリエイター】
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