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「言葉は身体は心は世界」の照り返し(3)

「言葉は身体は心は世界」増訂版発行に際して、これまでこの本に触れてきた方々からの「照り返し」をいただいてご紹介していくシリーズ。
3回目は「数年後こんな風とともに生きていたいな」と思う少しセンパイのすてきな女性二人より。

DJ Emeraldことマキノエリさんは、「聴くセンス」に寄せてプレイリストを作成してくれました。扉絵の裏に記載されているQRコードから聴けるようになっています。
いつも透きとおったオーロラのような、あたりに音と光のやわらかな粒子が霧散するような世界観を選曲をとおして届けてくれるエリさん。無垢と色香がレイヤーされているようで、記憶と未知をふんわりと往来できるようで、聴くたびに妖精を感じてしまいます。

望月希美さんは、静岡に引っ越してから出会いました。「この方が共通の知人だなんて」と驚くようなご縁があいだにいくつもあり、また人生折々で経験してきたものごとが、場所や時間は違えど不思議とシンクロすることがことあるごとに判明してます。そしてどうやら、まるで私の姉のように出立ちや空気感が似ているようです。彼女の鋭敏な身体感覚から発見することが多い日々です。森の中で切り株かこんでピクニックしてる小動物たちみたいなチャーミングさがあります。


DJ Emerald / ERI MAKINO


自由に踊る言葉たち。
それらは、彼女の身体に宿る細胞ひとつひとつと同期する。
彼女のしなやさはミランダ・ジュライを、彼女の視点は「Powers of Ten」を想起させる。

そんな彼女にインスパイアされて作ったプレイリストと、音楽の中で泳ぐ彼女の声。
「表現すること」に心からのリスペクトを込めて!

Mono Fontana - Persistente canción de la memoria
// 身体は世界は言葉を生む
Mary Lattimore - We Wave From Our Boats
// everything is a process
// everything is a process
Sam Gendel & Sam Wilkes - Greetings To Idris More Songs
// 赤も黒も
// I am home
Emahoy Tsegué-Maryam Guèbrou - The Song Of Abayi
Gerard Stokkink - Yellow Turtles
// Lose yourself
Kate Bush - Cloudbusting
Kumi Takahara - Sea (Roméo Poirier Rework)
// 夜中の孤独を泳ぐ
// EN_1
// EN_2
Lucrecia Dalt - Atmospheres Touch
COMPUMA & 竹久圏 - Flow Motion
// 内側透明で流れ出す
柴野さつき - ジムノペディⅡ
// 放す離す忘れる

https://drive.google.com/drive/folders/1N5gn6qbn1-Tfw_PSh0LdIABCxhVDLKBA 

<プロフィール>
幼少期からピアノに親しみ、バンドやソロでの音楽活動を経た後、都内を中心にDJ活動を開始。2019年よりLAの非営利ネットラジオ「dublab」の日本ブランチ「dublab.jp」にて企画番組《In Every Second Dream》、2021年よりパレスチナのラジオ局「Radio Alhara」にてレギュラー番組をもつ。その他、雑誌や飲食店向けのディスクレビューなどの寄稿も行う。


望月希美(お茶の日望月/お茶講師)


彼女には“たおやかな美しさ”があると思う。
水のような、風のような、風に吹かれる草花のような。

彼女と私。
違う時に、違う場所で。
同じような事を見聞きして、人に話すような事ではないけれど、心の表面に少しさざ波が立つような出来事。

それは誰にでもあるような、ほんの少しの事だったりします。
でも、なぜか忘れられない事。

「瀧瀬彩恵」という、一人の人の事を読んでいるはずなのに、その向こうに、その少しのさざ波をみている自分がいました。

違うことが当たり前だから、それが自然な事だから。
でも、そこには孤独感や淋しさを感じる事も多くあります。
正解・不正解ではなく、「こんな風に思ってよかったんだ。」という安心感。

そんな事を思わせてくれる、「瀧瀬彩恵」というオープンマインドな彼女を、また愛おしく感じてしまう。

彼女の見たもの、聞いたもの、感じたこと、生きてきた事を軸とし、誰に対しても「こんにちは。How are you?」とにっこり話しかけるような、柔らかい空気感。

それが彼女、「瀧瀬彩恵」の“たおやかな美しさ”なのかな、と思います。

<プロフィール>
1999年、煎茶道黄檗弘風流 入門。 2003年、師範(雅号 望月弘希)。2013年、教授職 総許となる。 2016年、総師範になると同時に日本茶普及協会 茶育指導士の資格取得。
煎茶道のエッセンスを交えつつ、敷居は下げずにお茶の間口が広がるような各種活動、講座、イベント開催などの活動を展開。


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