これからの人生をもっと自由にする『生命科学的思考』~高橋祥子さんに聴く
HUCの母親アップデートLIVEにジーンクエスト代表の高橋祥子さんをお招きしてお話を伺った。彼女自身母親となり、私と同じ「母親」というカテゴリーに属することになったのだが・・・子育ての話をしていても、彼女の口から出てくる言葉は全て科学的で、ビックリを超えてキュンキュンしてしまった(笑)全ての母親に「アップデート」の魔法をかけ、全ての人類を諭す彼女は本当に天使のようだった。ぜひこちらの動画をみてほしい↓↓↓
そして、この「生命科学的思考」という本は、私を含め全ての人の人生を変える(正す?)一冊といっても過言ではない!と思う。
金言盛り沢山のトークショー
最初に書いたが彼女から出てくるワードは全て科学的。遺伝子解析を業としている人なので当たり前か?!
「子育てどうですか?」の問いに「妊娠出産を経て、人間がどう進化してきたのかを実感(・・!)他の哺乳類では考えられない脆弱性(・・・!)」と話し出す祥子さんに、変わらないカッコよさを感じてしまった。
また、出産後は不安や孤独感を感じやすい。それは本人がどうかという問題ではなく、そもそも感じやすくなっている。
そのホルモンの影響も冷静に客観視するだけで解決することがある。
そのメカニズムを知っていたので、自分の感情というよりは、遺伝子の機能としてきちんとワークしているんだなと客観視できた。とのこと。
いやいや・・・マジか!これはもう「あっけらかん」認定です❤️←コラっ
レベルは違うけど、結構私もこんな感じで子育てしてきたなーと嬉しくなった。だって仕方ないやん!私のせいちゃうもん!と、ホルモンのせいにしてきたなとw
あと、子育ては「カオス」と、子育て中の理不尽さについても言及されていたが、わたしは社会人生活の中で数多くの理不尽を経験してきたので、赤ちゃんの理不尽な要求なんて可愛いものだと思えたくちでした。
0歳のコミュニケーションできない間は、娘を「社長!」と呼んで、なんでもさせていただきます!とせっせと理不尽に対峙していたw
母親はこうあるべきの呪縛から解き放つ魔法
「子育ては集団でするもの」がスタンダード
「子育ては1人でするものではありませんよ」ということを知らない人が多い気がする、と彼女はいう。
人間は「チームを作って子育てするべき」なのに、それをわかっていないのは、人類がずっと子育てしてきたから。そんな難しいことじゃないでしょ!と思われている。
ただ、それは共同体・集団の中でやってきた時代のスタンダードであって、現代の「孤立の子育て」では、前提条件が違うことで不具合が生じてきている。
だから、母親がうまくいかなくて、自分を攻めるのはおかしい。
育児が大変なのは母親のせいではない。
その認識だけでも救われる人がいる。誰かに助けを求めるというアクションが変わる。子育ては人類全体でしていくもの。そこの認識をして、周りの人にも伝えていくと、母親がアップデートする!と。
そう強く訴えかけて、寄り添ってくれる彼女にBigHugを贈りたい❤️
親はもっと周りに助けをもとめて、周りはそれをサポートする。
互いに歩み寄り、社会全体で子育てする風土を育みたい!
HUCも孤立の子育てから、共に育つ子育てをしよう!と謳っているし
HUC誕生の際には、高濱先生も「つながりの中におく」ことが大切だとおっしゃっていただいていました。
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WEEKLY OCHIAI「母親のアップデート」の回
本当の自分軸で生きる
「学ぶ」ことについて意識していたことは何か?という問いに対し、
「他人にどうおもわれようと、自分が面白いと思ったことを深ぼっていくことが尊い。という考え方をしているのが大人だと思っていた」と答える彼女。
それはお父様が子育ての中で常に彼女へ伝えていたメッセージ。
面白いエピソードを伺った。
吹奏楽部で賞をもらって帰ってお父様へ報告すると・・・
「まさかそんなことで一喜一憂してるんじゃないだろうな?」と一喝されるという。
他人の評価で喜ぶのではなく、自分で納得できる成果が出せたのか?等、自分の評価がどうだったが重要。
「自分で納得できる演技ができた>賞をもらった」ということ。
これが本当の「自分軸」というやつかー!と突きつけられる。
と、同時にその自分軸が正しいのかどうかを、他人と比較することで測ってしまう自分に出会い落胆する・・・たぶん「正解」はないし、正解すらも自分で決めるんだと思う。わかっているが・・・なかなかできないなー。
自分で自分を認める芯の強さはどうやって醸成されるのだろう?親の教育によるところが大きいのだろうか。
「自分で自分を評価しなさい」と言い続けることと、正解を求めないこと。なのかな?試行錯誤しながらも良い影響を子育ての中で発揮していきたい!
そして、最近の自分の中でのテーマでもある「自分軸」について、理解が深まってよかったです!
「この自分軸、あってるのかな?」と考え、正解を探している間は「自分軸で生きられていない」ということだろう。
自分軸を鍛えるためには、自分が理想とする行動を起こしている人のそばに身を置き、真似て学んでいくこと。それが、良い影響を受けながら、自己評価で生きられ、自分軸を見つける方法なんじゃないか?!と思った次第です。
高橋祥子さん、本当にありがとうございました!