共感を示すだけでも関係は良くなる

「共感が大事」というのは
なんとなくご存知の方が多いと思います。

共感は学んでみるとかなり奥深く
日常で使えているかといえば
案外難しかったりしますよね。

私もカウンセラーになるまでは
共感について深く考えたことは
ありませんでした。

それに女子グループの「わかる~」
というやり取りも苦手でしたし

問題解決思考なところがあったので
相手の気持ちに寄り添うということの
意味や効果が分かっていませんでした。

理詰めで考えて進んできたのですが
ある時、そのやり方は限界を迎えて
しまいます。

「人に悩みを打ち明けたって
相手が解決してくれるわけじゃないから
意味がない!」

そんなふうに頑なに思っていたのですが
「相談してね」「いつでも声掛けて」
と先輩カウンセラーに会うたびに言われて

もう自分1人では無理かも…
となった時にはじめて相談してみました。

その時はじめて、私は共感のすごさを、
気持ちを分かってもらうことのパワーを
実感したのです。

くたくたにくたびれていたのに
「私のこと分かってもらえた!」ことで
自分の心が優しく満たされていくのを
感じました。

そして同時に、「なんとかできるかも」
というエネルギーすら湧いてきたのです。

共感って、上手に使うと
相手の中にあるエネルギーを
引き出せるんだなぁという発見でした。


日常では、誰かと意見がぶつかってしまう
こともありますよね。

職場でもそうですし、パートナーとも
言い合いになってしまうことが
あるかもしれません。

そんなときは、ついつい
相手の発言を遮って
「いやいや、私はこう思うよ!」と
強く出てしまいがちなのですが

相手の発言を第一声で否定せず
「そうですよね」と一言いうだけでも
印象はガラリと変わります。

「いやいや、そうじゃなくて」と
コメントしている人のほとんどは
相手を否定してるなんて思っていません。

単に自分の意見を主張して
自分の気持ちを分かってもらいたいと
思っているだけなのです。

でも、相手からすると
自分の意見を「いやいや、そうじゃなくて」
と言われてしまうと
否定されたように聞こえてしまうもの
なんですよね。

ここがすれ違いになりやすいポイントです。

お互いに悪気はないんです。

だからこそ、本来の意図が伝わるように
したいところですよね。

第一声で「そうですよね」「なるほど」
「そういう見方もありますね」と
クッションとなる言葉を挟んでみましょう。

この一言があるだけで
「私の言ったこと、受け止めてもらえた」
というような気分になるものです。

自分の主張は、相手の意見を受け止めてから
でも遅くはないはずです。

「相手は私のこと分かってくれない」と
思っているときは
相手も「あの人は私のこと分かってくれない」
と同じように感じているものです。

自分だけ、ではないんですよね。

人は、自分のことを分かってくれる人の
言うことは聞こうと思います。

相手の聞く耳をつくるためにも
まずは相手を理解すること、
それにはたった一言「そうですね」と
口にするだけでも違うのです。

参考になりましたらうれしいです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!💖

それではまた^^

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高見 綾@心理カウンセラー
心理は本当に面白い! 人間関係を味方に付け、大切なパートナーと親密に。人生全体の”質”を上げていきたいあなたのお役に立てたらうれしいです^^