「気に入った相手には優しく、気に入らない相手には暴君」なタイプへどう接するか
周りを敵か味方に分ける人は、基本的に怖がりな人。ファイティングポーズをしていないとやられてしまうという危機感あり。懐に入ることができれば、態度がコロッと変わって愛情深く接してくれることも多い。
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「自分にだけ当たりがキツイ人がいて困っている」というあなたのために、連載形式で記事を書き綴っています。
前回の記事はこちら。
(note初心者ですが、いっぱいスキいただけてうれしすぎます…!)
その人の言動に筋が通っているのなら
多少怒られても、当たりがキツくても「こういう理屈でダメだったのか」と理解できるので、納得しやすいものです。
なのに、ある人には「いいよー」と言っていたのに、自分が同じことをやろうとしたら「なんでそんなことするんだ!」とダメ出し。
「え? これって理不尽じゃないの?!」と思いたくなりますよね。
人によって態度が変わる人は、感情に素直に従ってしまうタイプの人です。
理屈うんぬんではなく、「相手を好ましく思っているかどうか」で態度が変わってしまうのです。
こういう人は、周りを敵か味方かに分けます。
自分に共感してくれたり、同調してくれたりする人は、味方認定されるので仲間に入れますが、共感しない・同調しない人は敵認定になります。
これくらいシンプルなのです。
私は心理カウンセラーになる前は、会社員だったのですが
入社した当時は、会社に理想を見ていたので、もっと筋が通っているところだろうと思っていましたが、実際は「あの人が好き」「この人はあんまり好きじゃない」といった個々の感情で、業務がスムーズに進んだり進まなかったりするんですよね。
当時はカルチャーショックでしたが、今になってみると、人間には感情があるので、そうなるのもごく普通のことなのかもしれません。
そもそも、なぜ周りを敵と味方に分けるのか?
このようなタイプの人は、基本的に怖がりさんなのです。
周りを敵か味方に分けている時点で、今まであまり平和な世界に住んでこなかったであろうことが想像できますよね。
職場の人間関係で大変なことがあったのかもしれないし、家族が不仲だったのかもしれない。
ファイティングポーズをしておかないと、いつ蹴落とされるか分からない。安心できない。
そんな危機感や強い不安感の表れでもあります。
だからこそ、自分の味方になってくれる人に対しては信頼し、心を許します。
一度目を付けられてしまうと、何をしても文句を言われたりダメ出しされたりしがちなので、本来であれば、目を付けられないようにするのが一番良いのですが
もし一回、目を付けられてしまった場合であっても
こういうタイプの人は、懐に入ることができると、態度がコロッと変わって可愛がってくれるようになることも少なくありません。
一度心を許せば、信頼してくれるんです。
そういう意味では分かりやすい性格ですよね。
「懐に入る」と言うと、自分を曲げてまで媚びを売るのはイヤだと思うことがあるかもしれません。
でも、媚びを売る必要はないんですよね。
どちらかというと、自分から少し歩み寄るようなイメージです。
嘘をつく必要はありません。
敵か味方か分けるタイプの人は、否定的なエネルギーに敏感なので、嘘をついてもバレちゃいますからね。
こちらから話しかけてみたり、「教えてください」と相手を頼る姿勢を見せたり、欠点をフォローするようなつもりで接したり。そういったことで十分なのです。
「私はあなたの敵ではありませんよ」「脅威にはなりませんよ」という姿勢を見せることができれば、相手も安心して態度が変化してくることがあります。
一度懐に入れると、愛情深く可愛がってくれることが多いですからね。
もちろん、懐に入るなんてイヤ!と拒否反応が出ちゃうこともあるかもしれません。
そんな時は、感情的にならずに、筋が通っていないことを淡々と伝えてみれば、スマートな反撃になります。
「感情的にならない」のが大切です。
感情的になると話がこじれてしまいますので、あくまでも冷静に、論理的におかしい部分を述べることがポイントです。(本人に対して、もしくは職場であれば、もう一つ上の役職の人に対して話しましょう)
すると、本人も筋が通っていなかったことに気付いて「………そうか」と黙るはず。
この方法を使うと、仲良くなることはできませんが、理不尽な攻撃はあまり起こらなくなるかと思います。
さぁ、今日はいかがでしたでしょうか?
何かあなたのお役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます!
読んでくださる方がいることが、とても励みになります💖
それではまた^^