目上の人とうまくいかない根本的な理由と対策
人間関係において、うまく関係が作れない相手に
共通点はありませんか?
共通点がある場合は、自分の中に
心理的な理由が隠れていることが多いのです。
一つの例として今回は
先輩や上司にあたる人たちと
なぜかいつもうまくいかない&
ぶつかってしまうことが多い場合を取り上げてみます✨
うまくいかないときは
相手に対して不満を持ちますよね。
「上司のくせに、仕事ができないんだよね」
「あの先輩、いちいち口を出してきてうるさいわ」
などなど
目上の立場のくせに・・・
って思っていたりしませんか??
上司のくせに、先輩のくせに……ってやつです。
これは心理学で「権威との葛藤」と呼ばれているものです。
何それ? 権威? 葛藤?
と思われたかもしれませんね。
上司や先輩は、心理的には「権威の象徴」です。
人間関係のベースは家族、特に親との関係だと言われており
家庭内での「権威」は誰かというと
そう。
親ですよね。
目上の人とうまくいかない人は
両親との関係がこじれているケースが多いんです。
両親に対しても同じように、
「親のくせに」と思っていたりします。
親なんだから、上司なんだから
立派で当たり前。
自分の面倒を見てくれるものだ。
自分を理解して愛してくれるものだ。とかね。
こうやって聞くと
ちょっと、イタタ💦かもしれませんが
親に対する不満や文句を
職場の上司や先輩を通じて再現している
ということなのです。
ご相談をうかがうときには
こういうお話を聞くと、
まっさきに、親との関係はどうだったのかな? と考えます。
親に文句がある分だけ
目上の人にも文句が出やすくなるのです。
根本的なアプローチをしようと思えば
当時の親の状況を理解し、わだかまりを少しずつほどいていく
方向がいいですね。
確かに、ほしい形での愛はもらえなかったかもしれない。
でも親は余裕がなかったのかもしれないし、
あなたのほしかった形ではないけれど
与えてくれようとしていたのかもしれません。
今すぐできる対策としては……
依存から自立へと意識をチェンジ😀することです。
目上の人に文句があるときは
「上司・先輩は完璧でなければならない」という
無意識の思い込みがあります。
自分の親は完璧であってほしい
と思っていたように。
でも、それは
面倒を見てもらう(愛してもらう)のは「自分の側」
という意識があるから起こること(=依存)。
子どもの頃は、確かに面倒をみてもらう側でした。
でも今はもう大人ですからね。
先輩や上司であっても(親であっても)
あなたが助けてあげてもいいはずですよね。
相手の至らないところを責めるのではなく
自分がサポートしよう
という視点に立てると(=自立)
それほど不満には感じなくなります。
*
「権威への葛藤」はかなり多くの人が持っている心理です。
これを放置すると何が困るかというと
将来、自分が努力して成長しても
上の立場になることが怖くなって、
良いところまで行くのに、そこから先が進めなくなる。
(なぜか、惜しい人止まりになる)
もしくは
リーダーなど、上のポジションに立ったときに
部下や目下の人との関係がうまくいかなくなる
という問題が起きるからです。
どういうことかというと
自分が他人に反抗的な気持ちを抱いていたので
逆の立場になったときに
今度はそれをやられる側になると感じて
恐れが出てきてしまうんです。
これは心理学でいうところの「投影」です。
自分が行ったことは、まわりまわって自分に返ってきてしまう
ということなんですね。
そうならないためにも
心の中にあるわだかまりは解消しておいたほうが
後がラクかもしれません。
心理的な面では
「やってもらう側」ではなく「与えていく側」になることで
これらのわだかまりは解消されることが多いですよ✨
今日も、最後までお読みいただきありがとうございます!💖
それではまた^^