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おんなじ地球で生きている

学生時代ぶりに、教科書を買った。

『カラスの教科書』 著者 松原始さん



私が推している平埜生成くん毎週standfmというアプリを使って趣味でやっているラジオがあるのだが、お悩み相談コーナーがあって、先日私のお悩みを取り上げてもらう機会があった。

「息子くんが最近虫に興味を持ち始めたけれど、私自身は虫が苦手。でも、息子くんが虫を好きになるのならば少しでも克服できるようになりたい」というような内容のお悩みメールを送った。


生成くんは

「相手を知らないから怖いのかなと。よくわからないから恐怖を抱くんだと思う。だから、知ってみると少し好奇心や愛着が持てるのかも。虫についての雑学とか知識を手に入れて、知ることから始めたら克服できるんじゃないかな」と真剣に答えてくれた。


その話の流れで、生成くん自身はずっとカラスが苦手だったことも話してくれた。そのカラスを克服したいと思い、この本を読んだら今ではカラスが可愛いと思えるくらいにまでなったそう。


この記事でも書いたように、私もカラスが苦手である。

だから、生成くんの話は凄く興味深かった。




ついこの前の出来事。

息子くんとお散歩中に、立ち寄った公園。
ちょうど昼前の時間帯で誰もいなくて、息子くんはのびのび走り回ったり、すべり台で遊んだり。

そのすべり台はちょうど大きな木の下にあって。しばらくは全然気付かなかったのだけど、カァという声に目線を上げると、つがいのカラスの姿。

あ、と思った時にはもう遅くて、おそらくここはつがいのカラスの縄張りだったようで、私が息子くんを抱っこして公園を出ようとすると2羽のカラスが激しく威嚇しながら追いかけてきた。

住宅街の中にある公園。早歩きで逃げても逃げても、張り巡らされた電線の上に器用に止まって先回り。2羽が入れ替わりに頭を狙って、何度も低空飛行。カラスの足が頭をかすめる。

息子くんは私の肩に顔をうずめて、ぎゅっと抱きついたままおとなしかった。マンションの死角に隠れて、カラス達がいなくなるのを確認してから、息子くんの顔を覗き込むと、涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった。声も出さずに泣いていたのだった。

怖い思いをさせてしまった、と自分を責めた。


その日は帰ってからも、開けた窓の外からカラスの鳴き声が聞こえると、私に飛びついて怖がっていたし、翌日は「カラス怖いから行かない」とお散歩を断られてしまうほどだった。

トラウマになってしまったかもしれない、と反省した。母親である私が怖がっていたら、息子くんも怖いと感じて当然だ。誰よりも私のことを見て育っているのに。


幸いなことに、少ししたらお散歩もまた行くようになったし、カラスの声にも過剰な反応はしなくなった。でも私はやっぱりカラスの存在を気にしてしまう。きょろきょろと確認してしまう。怖いという気持ちが消えない。


でも、今回の生成くんのラジオを通して、カラスも虫も私が知らないことばかりだから恐怖を感じているのだということに気付かされた。

「知ることから始めてみる」
とても良いアドバイスだと思った。


だから、まずは生成くんも読んでいるこの本を読んでみようと思った。カラスを知ることから始めてみよう。

虫に関しても、生成くんのように雑学を手に入れてみることから始めてみようとも思った。


人それぞれ苦手なものはあるけれど、これから息子くんにも苦手なものが出来てくるとは思うけど、今は色々なものに触れて欲しいし、興味を持ったことはそれを尊重させたい。好奇心の芽を摘んでしまいたくない。

電車大好き乗り物大好きな息子くんだけれど、虫大好きにだって、カラス大好きにだってなれる可能性は秘めている。

そんな息子くんの背中をママは優しく押していきたい。



遊び疲れて眠る息子くんの寝顔を愛でながら、扇風機の風が心地良いなと思う日曜日の午後でした。

今夜は旦那さんと息子くんが
大好きなハンバーグを作ろうと思います🍴

いっぱい食べて、元気いっぱい遊べるようにね😊



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