コロナ禍での妊娠、出産、育児
スコーンです。生後4ヶ月の男の子と、息子ラブの夫と暮らしています。
去年の11月末に妊娠が分かりました。2月にコロナの影響でリモートワークが始まってそのまま産休入り。夫は一度も妊婦健診に行けず、出産立ち会いも産後の面会もできないまま退院、育児開始となりました。
いままさに妊娠中でコロナが収まる気配が見えず不安な人の役に立てばと、私の体験談を書いてみます。
妊娠10ヶ月間 with コロナ
11月(6w)|妊娠
11月末に妊娠がわかりました。勤務先の近くのクリニックで胎嚢確認後、産院探し。無痛分娩かつ夫の実家の近くということで、東京衛生病院に決めました。コロナのコの字もなかったころ。
12月(10w)|妊婦健診開始
自治体に妊娠届けを出し、妊娠10週目から東京衛生病院への通院を開始しました。もっぱらの悩みはつわり。
インフルエンザの予防接種。妊娠後はコロナ以前から風邪やインフル防止のために人混みは避けていました。
2月(16w)|引っ越し、リモートワーク開始、両親学級中止
義実家の近くへ引っ越し。引越し料金が安いかも?と5月引っ越しも考えていたのですが、2月にすませておいてよかった…!緊急事態宣言で引っ越しできなくなるところでした😓
コロナの広がりを受けて、偶然にも引っ越しの翌日からリモートワーク開始。引っ越しで通勤が長くなったのでラッキーでした。この時点では全員ではなく、妊婦や育児中・介護中の人限定でした。
産院や市の両親学級が中止になりました。妊娠中の過ごし方、出産の流れ、産後の沐浴などを教えてもらう機会を失いました。そんな中で、Twitterでつながった同じ週数の妊婦さんたちの存在は大きな励みになりました。
4月(24w)|付き添い禁止 & 夫もフルリモートに
4月7日の緊急事態宣言を受けて、妊婦健診の付き添い、出産立ち会い、産後の面会がすべて禁止となりました。(妊婦健診付き添いはは原則禁止。)これまでに行っていなかったため、結局夫は一度も妊婦健診に行けませんでした。持ち帰れるエコー写真だと顔がよくわからず、動いているエコーを見て成長を共に喜べなかったことは残念でした。それでも、感染防止および医療者の負担軽減のためには正しい対応だと思います。むしろ信頼できる産院だと感じました。
また、夫もフルリモートになりました。これにより私が産休入りする6月半ばまで二人でのフルリモートが続きます。
6月(32w)|産休入り
2月からフルリモートのまま、ついに産休入りしました。結局、荷物整理のために一度出社しただけでした。
緊急事態宣言が解除されても、付き添い・立ち会いは禁止のまま。妊婦健診は2週間に一度となり、電車に乗る頻度が増えました。通勤・帰宅時間を避けて通院していました。
臨月前はまだ動く余裕があったので、空いている平日昼間に近くの大型書店に出かけていました。当たり前ですが夫はずっと仕事中なので、外出はいい気分転換になりました。
7月(38w)|出産
出産立ち会いと面会禁止のまま、計画出産予定日を迎えました。産院入口で夫と別れて分娩準備室へ。一人での入院生活が始まりました。陣痛のさなかも、分娩室に移動して赤ちゃんを産み落とす瞬間も、ずっとマスクをしていました。立ち会いなしで暇だったので、実況がはかどりました(無痛分娩実況中継@東京衛生病院)。
産後は面会なし。母子別室で、5, 8, 11, 13, 15, 17, 19, 21, 23時に授乳。これだけで十分忙しかったので、むしろこれまで面会していたママさんたちすごすぎん?という気持ちに。
家族、義家族が見れるみてねに写真を上げまくり、夫と毎晩LINE電話。産後5日目の退院日に夫が子どもにはじめまして。タクシーで里帰り先である義実家へ向かい、1ヶ月半お世話になりました。
辛かったこと
・両親学級ゼロ(沐浴こわい)
・妊婦健診付き添い不可
・東京を離れるべきか?という迷い
両親学級には参加できないまま出産を迎えました。一番怖かった沐浴も練習できず。私は義実家で義母に頼れたので困りませんでしたが、里帰りなしの夫婦はさぞかし不安だったろうと思います。。
夫が一度も妊婦健診に来れず残念でした。初めて聞く心音や、エコーで見る小さいけれど力強く脈打っている心臓、立派な背骨など、共有したい瞬間はたくさんありました。
緊急事態宣言前後は本当に不安でした。このまま東京にいてもよいのか、田舎の親戚にお世話になろうかなど迷いました。ただでさえ妊婦メンタルで不安になりがちな中でこれは辛かった。
良かったこと
・妊娠中の在宅勤務
・産後の面会ゼロ
・夫の在宅勤務
意外と良かったこともあります。
安定期に入った16週ごろからリモートワークになったのはとてもありがたかったです。産休入り1, 2ヶ月前から身体がだるくなり、満員電車通勤は考えられない状態でした。いままでの妊婦さんはそうしていたなんて信じられない…………リモートワークは母子の健康にとって間違いなくプラスでした。
産後の面会ゼロも、私は嬉しかったです。ゆっくり身体を休めることに専念できました。出産や生後0~5日目という貴重な瞬間を夫と共有できないのは本当に残念でしたが、その分産後の回復が早かった気がします。2時間ごとの授乳で十分に多忙なので、ここに面会も入るなんて無理では?という気持ちでした。
産後は夫の在宅勤務にとても助けられています。朝 ゆっくり一緒にいられて、仕事の合間にあやしてくれたり、お風呂に入れてくれたり。週5ワンオペはもう考えられません。
育児中のいま思うこと
・表情が見えない中で育つ子ども
・密にならざるを得ない支援センター
・0歳児が濃厚接触者になったら?
両親以外の大人はすべてマスク姿。。。SFさながらの環境で育つことになってしまった息子。表情が見えるマウスシールドは効果が無いらしく…透明なマスク、だれか開発してくれませんか😭
先日支援センターに遊びにいったのですが、どうしても密集・密接は満たしてしまうんですよね…ここでクラスターが発生してもおかしくないなと思います。
たとえ赤ちゃんは感染しなかったとしても、私が感染したり濃厚接触者になったら隔離などつらそう……とにかくかからないように気をつけます。
おわりに
妊娠、育児の両方において、リモートワークには本当にありがたいです。妊娠中は通勤が消え、育児では夫の強力なサポートが得られています。コロナ禍が終わっても、週3, 4日はリモートワークだといいなあ。
一方で、子どもの育つ環境や社会全体の経済状況は不安です。日々自分にできることをするしかありませんが、早く収束してくれることを願います。
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