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わたしが適応障害になるまで(1/2)

こんばんは。
スキやコメントありがとうございます!
反響があると嬉しいものですね!!
徐々にスキ返しさせて頂きます。

前回、総合病院勤務で他人からの評価で傷つき辞めようと決意してから、クリニック立ち上げに携わることになったところまで書きました。
私を誘ってくれた医師はすごく良い人で(私が出会った医師の中で1番患者さん想いだと思います。)優しく、立ち上げメンバーも今までのように威圧的な人も居ないし、私自身ももう30代だしバリバリ仕事をするよりも穏やかな環境で働きたかったため、やっと環境に恵まれたとすごく嬉しく思っていました。

はじめのうちは…。


クリニックの看護師はスタッフのうち私を含め3人。
内1人は、育児休憩中のため主には2人で始める事になりました。
その方はとても落ち着いていて、クリニック経験もあるとのことだったのですごく心強かったのですが、いざ始まると何も意見を言わずに、新しい処置や患者さん対応に対して説明中も無言。分からないことがあるかを聞いても無言。
長い沈黙の後に「わたしには出来ない。」と言われる方でした。

(それは本当に長い沈黙で、待っている途中に集中力が切れた私は彼女のまばたきを数える事に熱中していました。)


そのため、私にとっても初めての処置や対応が多いなか、彼女が出来ないため私がする状況が続きました。

そもそもクリニック経験もない中での立ち上げで、全てを0から決める時に同じ部署での協力者がいないことは相当な負担でしたが、輪の中に入った以上もうやるしかありません。
無我夢中で全力疾走していた気がします。

何より辛かったのは、周囲から彼女が仕事をできないのは私の当たりが強いからだ、と言われた事です。
私は舐められることはあっても怖いといわれたことはなかったし、なんなら親しみやすさを売りにしていた人間だったのでショックでした。

彼女に何十回も同じ事を伝えても出来ないのは私が悪いからなの…?
彼女のためにマニュアルも作ってるし説明もしてるのに…?と自分を責めて、周りは理解をしてくれないんだとすごく追い詰められました。

しかし、私は誰かに物事を訴える際に感情の表出方法が"怒り"になってしまいがちのため、私は怒る=強いから彼女は萎縮して出来ないのだろう、彼女が可哀想、の構図がより強くなってしまいました。
限界に近い現状を周囲に理解してもらおうと説明すればする程、その構図になり悪循環でした。


後に、彼女は元々鬱だったことがわかります。


今なら私も同じ様な状況も経験しましたし(鬱と鬱状態は違うので一時的かもしれませんが)、彼女が自分を守るために選択していた手段だと分かります。
理解が充分でなかったことに申し訳なかったとも思います。
ただ当時は病気であることを知らずに、かつ0から2人で始めないといけない環境では私も苦しかったです。

正直、鬱だと分かった後も、私自身にも余裕がなかったため彼女の"できない"を許容しつづける包容力はなかったのが事実です。
私もキャパオーバーでした。


周りのスタッフからは私に対しそんな声があがっていたものの、先生家族は私を気にかけて下さり、ご飯に連れて行ってくれたり話を聞いてくれてフォローをして下さいました。

そのおかげで頑張れたのですが、そのせいで他スタッフからの嫉妬も買う事になったので、物事は本当によし悪しだと感じるのでした…。


ちなみにこんな状況下でも私はまだメンタルを崩していません。ただ、この頃から下痢や腹痛、生理不順もあったので実際は心療内科に行けば診断がついていたかもしれませんが、まだ頑張ろう、もっと職場をよくしようという活力がありました。


彼女は頑張って働いてくれた後、新しいスタッフがくるタイミングで辞めていきました。



次回、
"彼女が辞めて一難去ったと思ったら、また一難"です。


To  be continued… (ONE PIECE風に…)

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