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娘の「いいことノート」の効能。
平日の6時半過ぎ、毎日テレビの情報番組をつける10歳次女。
番組内のじゃんけんコーナーにリモコンで参加することと、本日の占いを見ること、なんとなくニュースを観ることが彼女のルーティンとなっています。
ニュースの後ろで流れる音がいやだ
ある日の朝。
お弁当づくりとか、送り出しとか、家事なんかの髪振り乱しまくりの朝仕事を、その日は6:20までにいい感じで終え、「グッジョーーーブ!」と自分を褒めて、ふと窓の外を見たらいい天気!
気分があがった私は、すっぴん、パジャマにも関わらず、レースカーテンまで開けて、外にむかって大きな大きな深呼吸をしました。誰にも見られていなかったと信じたい。
そんな、ドラマに出てきそうなシチュエーションとポーズをして悦に入っていたのですが、
ふと、娘が見ている情報番組の、ニュースの後ろで流れる不安をあおるような重い音が耳に入ってきて、テンションが一気に現実的になりました。いや、少し下がりました。
ただでさえ後ろ向きな内容のニュースなのに、テレビ局が、重い暗い音を後ろで流して不安をあおっている感じがして、好きになれません。
よくないニュースといいことのニュース、どっちが多い?と聞いてみた
ふと娘は何を考えて観ているのだろう見ると、
無表情でテレビ画面をみながら、朝ごはんを食べています(朝はテレビを観ながら食べてもOKにしています)。
朝だからというだけかもしれないけれど、無表情だったのも気になり、
「事故とか事件のニュースがたくさん起こってるねー。いいニュースもあると思うのだけど、もしも、いいことのニュースも報道されるとしたら、いいこととそうでないこと、どっちの割合が多いと思う?」
とさらっと聞いてみました。
すると、数十秒ほど考えた次女は「いいこと」。
私が「おお、そうなのね。どうしてそう思ったの?」と聞くと、
「だってさ。たとえば“このおにぎり、美味しいな”とか考えたらさ、いいことってたくさんあるじゃない?」と。
「♡♡♡」!
そう言って、相変わらず無表情でテレビを観ながらもぐもぐしていた娘に、
よく言ってくれた〜、と目をハートにして、思わずだきつきたくなってしまいました(朝は鬱陶しがられるのでがまん)。
心の中では、娘がそんな考え方をすることを知れて、再びテンション急上昇!
「ある」に目を向ける
以前、オンラインで心に関する学びを受けたことがあるのですが、
学びの中にはポジティブ心理学の要素も入っていたこともあって、「ある」ことに焦点をあてることの重要性を学びました。
もともとの性格なのか、育った家の環境もあったのか、私はネガティブなニュースを観ると、不安を煽られたり愚痴を言ったり、不安を感じたりするような人間だったのですが、
「あることに目を向ける」を意識するようになって(そして、いつからか無意識にできるようになっていて)、気づけば毎日がとても楽になっていました。本当に。
8歳から続く娘の「いいことノート」
そういえば、そんなことを講座で学ぶ前から「1日の終わりに今日あった3つのいいことを書く(three good things)」という習慣を知り、面白半分で次女とはじめたのですが、
よ娘はその習慣を「いいことノート」と名前をつけて、約2年続けてられています。
「こんなことも?笑」と思ってしまうようなことも書いているようですが(たまに教えてくれる)、
その効能?成果?が、その日の朝の娘の発言につながったのかもしれません。
「ある」ことに気づける。
「よい」方向にも目を向けられる。
そんな10才の彼女を頼もしく感じた朝でした。
ちなみに、娘が2年近く続けている「いいことノート」ですが、
一緒にスタートした40代母(私)のノートをみると、1か月ちょっと続いたものの、その後は途絶えてーたまに復活してー、を繰り返しています…。