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楽器の構え方を見直してみた

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今回は初心に立ち返って
楽器の構え方を少し見直していこうと思います◎

次の目標にけて
少し根本に目を向け直すいい機会かもですよ~

■基準は楽器じゃなくて自分の身体

身体

楽器を構えるときってどんな順序を辿りますか?

今回お伝えしたいのは
楽器に合わせるんじゃなくて自分の口に楽器を持っていく
です。

どういうことかというと、こんな感じ
↓ ↓

管楽器を吹くためのいい姿勢で座る/立つ

その姿勢をキープしたまま
腕で楽器(マウスピース)を口に持ってく

吹く!

かくにん

■なぜ姿勢を先に取るべきなのか

先に市政

すごくざっくりいえば
楽器を吹くときに姿勢は超重要だからです。

自分の持ちやすい手(?)で構えると
姿勢がおろそかになりやすくなってるみたいです(ニシジマ調べ)

そうなると
息が上手に身体に溜め込めなかったり
効率よく音に変換できなかったりして
結果、良い音が鳴らない/良い演奏ができない
という風になります。

あなどるな

■持ちやすさ重視の人によく見るタイプ

よく見る

姿勢が崩れるとどんなことが起きているか
ご紹介します◎

持ちやすさ重視で構えている時によく見かけるタイプ
①背中が丸まった状態になりやすいタイプ
②肘が内側に入り込んでるタイプ

①背中が丸まった状態になりやすいタイプ

姿勢

楽器に口を合わせると
大体顔が下がる傾向が強いです。

そうすると自然とベルも下がっちゃいますよね。

この状態で「遠くに飛ばすように!」
な~んて頑張っても床に聞かせちゃってる状態なので
状況はあまり改善されないと思いませんか?

さらにいうと
ちょっと試してもらいたいのですが
下向いて「あ~」っていうより
正面向いて「あ~」っていったほうが
息の通る感じがスムーズに感じませんか?

音は息が進化したものなので
良い音を奏でるためには
息が良い状態で送り出されないといけない
と、こんなカラクリになります。

②肘が内側に入り込んでるタイプ

緊張

次に多く感じるのがこのタイプ。
必要以上に身体に力が入ってる感じがする人です。

音を響かせるには
いいかんじの脱力感が必要です。

ざっくり過ぎるだろ!と我ながら思いますが
感覚の世界は個人差がありまくるので
自分で研究するしかないのです…

もうちょいわかりやすく分析すると(最初からやれともいう←)
身体の力をある程度抜いたほうが良い、という前提で考えるとして
肘が身体にくっついちゃってるような状態だと
力を抜くのはちょっと難しくないですか?

脇に小さいクッションを挟む感じ
などと表現されることもあるのですが
サイズが曖昧なので(笑)
肘が内側に入りすぎないように
と思うと良いかもです◎

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■いい姿勢を分析してみた

観察

ではその「いい姿勢」とはなんなんだ
という話になると思うので分析してみます。

外見的に言えば
・背中が丸まったりしていない
・顔が正面を向いている
・顎が極端に上/下に向いていない

イメージ的に言えば
・頭のてっぺんから糸で引っ張られてる感じ

とこんな感じです。

師匠

マリオネットって…わかりますか?
(ピノキオみたいな糸であやつる操り人形です)

手を上げたかったら
手につながっている糸を上に引き上げると手が持ち上がる
そんな仕掛けになっているのですが

この糸が自分の頭のてっぺんについている
そんなイメージで
その糸が天井の方へぐっと引っ張られている、とこんな感じイメージです。

このイメージで姿勢を取ると
自然に背中は丸まりにくくなって
顔も極端に下向きになることは少なくなるはずです◎

■姿勢から構えると吹きにくい人へ

吹きにくい

「むしろ吹きにくいんですけど」
そんな方は初期の持ち方に問題が強めだった可能性があります。

初めて伺う学校のレッスンでちょくちょくあるのですが
「誰に教わったの~…?」という感じの
オリジナリティ強めな伝統みたいなものが受け継がれてしまっている場面があります。

最初に変な癖がついていると
良くなるはずの吹き方/構え方も
「違和感」を感じてしまうんだと思います。

利き手じゃない

専門の先生にしっかりアドバイスをもらえたなら
違和感を感じてもできるだけ慣れるようにしていくと
その後の音の変化は確実に実感できると思うので
「お箸のトレーニング」だと思ってぜひ頑張っていただきたいです!

吹きにくいと感じる人を観察すると
なんとなく手首が固まっちゃってる人が多い気がします。
参考までに。

■まとめ

最初から手取り足取り教えてあげられたら
きっともっと楽しい管楽器ライフを送れるんだろうな…
と思うことがたくさんあります。

特に中学生は
入部するころには先輩はコンクールの練習が始まっちゃって
なかなか面倒を見てあげられないですもんね…

最初のちょっとしたツマヅキが
のちのち大きな試練になっちゃったりするので
基本はいつでも再確認するといいですよ~◎

だれか先生のレッスンを受ける機会が巡ってきたら
いろいろ質問しちゃってください。
生々しいはなし、
問題を解決するためにお金を払っているんですから
もじもじしていたらお金もったいないですよ!(笑)

練習って質問を探す時間でもあるんじゃないかな?
なんて思う今日この頃です

次回(8月31日配信予定)は
休符をお休みと感じているとあまり良くないですよ~
というお話をしようと思います。

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