温かい息にすると音色が変化する話
柔らかい音色になりたい!
「喉を開く」や「口を開く」と言われるけど…?
とお悩みの方は
息の温度に注目した方が解決が速いかもです。
今回はレッスンで使うと比較的速攻で変化が感じられる
息の温度を意識してみる
という手法をご紹介します◎
■息の温度で音色が変化する
豊かな響きのある、俗にいう「いい音」にしたい時
「太い」や「広い」などのイメージがカギだったりします。
でもイメージが曖昧過ぎて
ぶっちゃけ「どゆこと?」
って思いませんか?
そんな皆さんに朗報!
息の温度に注目してアプローチをかけると
この曖昧なイメージを攻略しやすくなりますよ!
■いい音を目指すなら温度を上げる
ここでは
豊かな響きのある優しくてあたたかい印象の音を
「いい音」と想定しますが
この音を出したい場合
いつもより2.3度高い温度の息を使ってみてください
>自動で太さのある息遣いになりやすい
不思議な話ですが
温かい息を意識すると
自動で「太い息遣い」になりやすい傾向です(当社比)
「喉を開いて」とか「口を開けて」
と言われるよりも
よっぽど喉や口が開いた状態になっている感じがします。
■イメージは冬に手を温めるときの息
息の温度の具体的イメージもお伝えしておきます。
冬の寒い日に手が冷たいとき
「は~」っと息を吹きかけて温めませんか?
私のお伝えしたい「温かい息」はこの温度です。
>カラクリ
この手を温める息遣い
よ~く観察すると
・息が広範囲にかかる(広い)
・「は~」とか「ほ~」と口の中の空間も広い
とこんな感じで
まさに「喉を開いて」とか「口を開いて」を自動でやっていたんです
>管楽器用にアレンジ
でもこのままだと
息を音に変えるにはパワー不足です。
この息のイメージのまま
密度というか、圧力というか
身体の中から楽器の中へ送りだす力をプラスすると
目標にした豊かな響きのある優しくてあたたかい印象の音へ
近づくことができますよ~◎
■まとめ
今回は息の温度に注目してみました
✔息の温度で音色が変化する
✔太い音を目指すなら温度を上げる
✔イメージは冬に手を温めるときの息
ぜひお試しあれ!
次回(7/19配信予定)は
チューナーを使って音を合わせるときにやってみてほしい小技
をお話ししようと思います
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イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)