光の下

むずかしい季節だね
僕はまだ足を止めることも進むこともできず
“夢追い人”
響きだけ噛みしめて
煩わしいことは全て目を逸らすから

汗にまみれた放課後が
きゅっと恋しくなるんだよ

夢見てもなお破れてゆく
繰り返す日々への勲章は
いつかこの身いっぱいに注ぐ
スポットライトであるように

ベッドの上に蹲って
何が変わるというのだろう
情けない自分も連れて
飛び出そう
まず太陽の光の下へ

人々は大画面の歌姫に歓声を
僕はひとり通り過ぎ
コンクリート見てるだけ
踏みしめたこの一歩
足跡も残らぬまま

君のようにはいかないさ
それは悲しい生き物だ

払ってもなお付き纏う
芳しいものへの憧れが
いつかこの身離れて響け
影に覆われた者にとり

ガラクタの街で俯いて
何が変わると言うのだろう
不安定でもゼロじゃない世界
踏み出そう いつか見える光の下へ

君のようにはいかないさ
結局悲しい生き物だけど

夢見てもなお破れてゆく
繰り返す日々への勲章は
いつかこの身いっぱいに注ぐ
スポットライトであるように

空回りでいい 呼吸をして
嘆く声さえ芳しい
僕を見つめ進んでゆこう
いつか必ず生きる光の下で

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