【無料版】受験生の親必見!大学受験全落ち危機~子どもの受験を見守る親がしなければいけないこと・受験費用も公開
年明けのビックイベントといえば・・・大学受験です!
推薦受験組はすでに合否がでていますが、一般受験組はこれからが本番です。
「大学受験なんて本人次第だから。親は何もしなくていいのよ~」と言っていた先輩ママ。
めっちゃウソじゃん!!
大学受験、すごい大変でした。
中学受験や高校受験と違って、確かに親の出番はありません。
唯一の出番といえば、お金を払う時だけ。
でも見守る側の精神的負担、ハンパじゃないんです。
だってね、学生としては人生最後にして最大の受験。
そして今後の人生にめちゃくちゃ影響する。
就職する時に企業が見る学歴って大学です。
・大卒かどうか
・どこの大学を卒業したのか
・大学で何を学んだのか
そんなことが、判断材料にされちゃうんですよ。
「とりあえず、大学だったらどこでもいいわ~」なんて言ってられない。
それならやりたいことを勉強できて、資格も取れる専門学校へ行った方がいいです。
適当な大学へ入学するよりよっぽど本人のためになる。
たまにね
なんて子もいるけど、あれはスーパーレアキャラですからね。
ゲームでいったらUR
コアラのマーチなら盲腸コアラ
チョコボールなら金のエンゼルが一発で出ちゃったレベルですよ。
99%の子はそんなにうまいこといかないから、中学受験させる親御さんもたくさんいるわけです。
中学受験させる理由は、だた1つ。
話はそれましたが、このnoteを読んでくれているのは
■我が子が大学受験真っただ中だけれども、思うような結果が出ていない
■これから我が子が大学受験に突入するのに戦々恐々としている
そんな親御さんが多いですよね。
あんなに頑張って受験勉強したのに、合格できない。
「あの時もっとこうすればよかったの?」
イライラしたり、悲しんだりする我が子を見て親も後悔したり。
でも結局のところ、親にできることってほとんどないんですよね。
手出しできないからこそ、見守るしかないからこそ、本当にしんどい。
我が家もそうでした。
毎日塾に通って、夏期講習に冬期講習。
夜遅くまで自習して。
でもまさかの全落ち危機。
本人のメンタルもヤバかったですが、見守る私たち夫婦のメンタルも相当ヤバかったです。
全落ち危機から奇跡の逆転で、今は無事に大学へ進学でき、のんびりとした毎日を過ごしております。
のんびりすぎて、テスト後の補習がすごいですけど。
どんなに辛くても、しんどくても、必ず終わりがきます。
100%きます。
間違いありません。大丈夫です。
数年後には
「受験ホント大変だったよね~」なんて笑える日がきます。
大学受験を乗り越えて
・親が子どもにするべきこと
・かかった受験費用
をつづりました。
受験ってすごくナイーブなので、みんな本音を話したがらないんですよね。
ましてや失敗談なんて。
子ども志望校すら教えない。
どこでどう噂されるか分からないですしね。
受験する本人より、むしろ親の方がそういう話題に敏感です。
ピリピリしてます。
これだけは絶対にやった方がいいこと
大学受験で親がしてあげることってほとんどありません。
でも絶対に外しちゃいけない大事なことがあります。
それは
子どもに関心を持ちながら見守ること
「どういうこと?」って思いますよね。ちゃんと分かりやすく説明しますね。
勉強面・受験のアドバイスはプロである塾の先生、学校の先生がしてくれます。
親の出番はそこじゃない。
そこで親がでしゃばるとロクなことにならないので、身に覚えがあるママさんパパさんは今すぐやめましょう。
必要なのは心と身体を支えてあげること。
美味しいご飯を作る
温かいお風呂を用意する
勉強してるとき、できるだけテレビの音を小さくする
などなど
本人は神経質になっているし、当然ストレスもたまってます。
好きなことを我慢して勉強してるんですから。
しかも、うまくいくときばかりじゃないですもんね。
ここで気をつけたいポイントがあります。
美味しいご飯を作ったり、テレビの音を小さくしたり・・・
こんな受験勉強の協力は、普段の生活の延長線でやりましょう。
例えば
子どもが部屋で受験勉強してる間、テレビのボリュームは下げるけど、消したりはしません。
勉強できる静かな環境であればいいんです。
普段テレビのある生活をしている家が、急にテレビを消すと、子どもは逆にプレッシャーを感じてしまいます。
見守る側の家族も、急にテレビなしの生活になるとストレスですよね。
ご飯も豪華でなくていいんです。
たまに
「何が食べたい?今日は好きな物作るよ」ってリクエストを聞いて
子どもの食べたいものを作ってあげてください。
特に本人が落ち込んでる時、疲れている時は効果的。
無理はしちゃだめです。
特別感もあまり出しすぎないほうがいいです。
『ちゃんと見守っているよ』ということを、普段の行動から伝えればいいんです。
何があっても帰ってくる場所はここだよと。
その気持ちが届けばいいんです。
たまに「大学なんていかなければいい」という親がいますが、これは絶対にNGです。
これまでの受験勉強をすべて否定することになります。
受験勉強の否定=子ども自身の否定
絶対に言わないでください。
関心を持ちながら見守る以外に大事なのが、お金です。
よ~く考えよ~。お金は大事だよ~(大事大事)♪
なんて某保険会社のCMでちびまる子ちゃん+吉沢亮的キャラが歌ってますが
マジで、お金は計画的に貯めておきましょう。
このnoteを読んでくださっているのは、現在大学受験真っただ中か、これから受験を控えている方がほとんどでしょう。
時すでに遅しかもしれない。
ここまでならお金を払える。
これ以上はお金を払えない。
こういうボーダーはもちろん必要ですが
「前期は落ちてしまったけれど、後期もう一度受験したい」と本人が言ったときに、快くOKしてあげられるだけのお金はプールしておきたいところです。
本番は2月~3月。
今からでもなんとかなるはず(!?)
大学の一般入試は何度かチャンスがありますから。
ちょっと欲しいものを我慢して、受験費用の追加支出に備えましょう。
大学受験の受験料:我が家の場合
実際、大学受験っていくらかかるのか?
気になりますよね。
こちらも赤裸々にご報告します。
共通テスト 112,630円
一般入試 293,448円
合計 406,078円
思い返しても高-い!
これ、受験料だけですからね。
同じ大学の学科違いも受けたので、こんな高額になってしまいました。
(全落ち危機でしたし)
中学受験で子どもが御三家に入学したママも言ってたんですけど
「なんとかいいところに合格して欲しいって親も必死だから金銭感覚がおかしくなるよね」
わかるわー。
もちろん予算的なものはありまして。
これくらいの受験費用で終われたらいいなっていう。
だって受験費用だけじゃないですから。
それまでの塾の費用
入学したら当然学費を払わなきゃいけないし
すべり止めをキープしつつ、本命大学を受けるってなるとすべり止めにした入学金も払わなきゃいけない。
地方の人はここに交通費や宿泊費もかかります。
我が家は子どもと話していませんが
「うちは○○円までしか受験料が払えないからね」ってちゃんと子どもと話すご家庭もあります。
そんなご家庭ですら、いざ受験が始まると、思った通りに合格できなくて追加で受験費用がかかるなんてザラです。
私の勤め先にもパパ社員ママ社員がいまして
「受験料15万くらいで考えてたんだけど、結局30万くらいになっちゃった」と。
わかりますとも。わかりますとも。
受験勉強頑張ってきたから、なんとか合格してほしい。
浪人してまた1年分の塾や予備校の費用を考えると・・・お金出しちゃいますよね。
日本政策金融公庫から2021年12月20日に発表された【教育費負担の実態調査結果】によると
受験費用(受験料+受験にかかった交通費・宿泊費)の平均は
国公立大学:277,000円
私立大学文系:313,000円
私立大学理系:322,000円
入学しなかった学校への納付金の平均は
国公立大学:286,000円
私立大学文系:406,000円
私立大学理系:466,000円
我が家は私立大学理系の受験費用だけで406,078円かかっているので、一般平均より84,000円くらい高いわけですが
地方ではないため、ここに電車代も宿泊費も含まれておらず
しかもすべり止め大学もまさかの補欠だったので、すべり止めをキープするための納入金もなかったんですよね。
ある意味ラッキー?不幸中の幸い?
子どもを大学に行かせるのって大変です。
お金の確保がめちゃくちゃ重要。
子ども自身に決断させる大切さ
大学受験でなかなか「合格」できなかったとき
浪人するか、もう少し頑張るか、本人に選ばせました。
今思い返しても、子ども自身に決断させたことは正しかった。
結果的に合格しましたが、もしも最後の大学に落ちても正しかったと言い切れます。
たしかにお金はかかりました。
落ちていたらすべて無駄になったわけですから。
でも本人が納得して、やり切ったと言えるのなら「やめときゃよかった」なんて後悔することは少ないです。
都内に住む友人の話。
友人夫婦はどちらも有名な国立大出身。頭がいいです。
当然2人の間に生まれたひとり息子も地頭がいい。
「旧帝大に入れればいいんだけどね」なんて友人は言っていました。
息子くんはほとんど勉強しなくても、中学までトップレベルの成績でした。
中3。いよいよ高校受験の年です。
息子くん、勉強はできるんだけど、それ以外がバツグンに悪くて。
成績は良いのに内申点が低い子
だったんです。
地域によって違いますが、中学の内申点めちゃくちゃ大事。
公立・私立の推薦入試は内申点で判断。
公立の推薦以外の入試も、内申点+学力テスト。
内申点が低い子はそもそも不利なのです。
唯一、内申点関係なく学力テストのみで合否がでるのが、私立高校の一般入試。
友人の息子くんは、上位校推薦が望めないので、一般入試を選択しました。
高校の一般入試を受ける場合、すべり止め高校を抑えておく必要があります。
第1志望:公立高校
すべり止め:私立高校
がよくあるパターン
第1志望の公立高校に落ちたら、絶対にすべり止めの私立に入学します。
東京都は私立同士でもOKなので
第1志望:私立高校
すべり止め:私立高校
友人の息子くんはこちらのパターンでいくことにしました。
すべり止めの私立の確約をとって、いざ決戦。
結果
第一志望の高偏差値男子校:合格
第二志望の高偏差値共学:合格
すごーーい!!
どちらもMARCH以上の大学合格者をバンバン輩出している高校。
特に第一志望の男子校は、国立狙いを重視しているそうで、迷った結果この男子校に入学しました。
いや、さすがだね。やっぱ頭いいわ。
大学は両親と同じ国立かな?
なん思っていたのですが・・・。
なんと1年生の1学期から不登校に。
いじめられたとかそういうわけではないみたいなんだけど、なんとなく行きたくないな、憂鬱だなっていうのが続いて。
コロナの時期も重なり、オンラインの授業以外の登校日に休みがちになったら、あっという間に不登校。
友人は穏やかな優しいママで、最初は「本人が自主的に行くように」と、叱らず見守っていたんだけど
さすがに出席日数が単位に影響を与えるレベルになると
「今日は行ってみない?」と声かけするように。
息子くん、起きて学校へ行く準備はするんだけど、いざ家を出ようとすると泣きながら吐いてしまいました。
一度だけでなく、何度も。
その姿を見て無理はさせられない、と友人。
結局2年生に進級することができずに退学してしまいました。
子どもの学校関係の話題ってかなりデリケートですよね。
退学の報告と、通信制高校への転入の報告は受けたけど
その後、息子くんのことを友人が言ってくることはなく
わたしから聞くこともなく
なんとなくお互いその話題をさけながら、1年1度くらいお茶してたんですが
3年後、久々に会った友人が、息子くんの近況を教えてくれました。
「うちの子、S大学に入ったんだ」
S大学!?なんて意外な選択。
S大学はFランクではないものの、無名の中堅私立大学です。
友人宅から近いものの、そもそも旧帝大狙いだった息子くん。
偏差値が20以上も下の大学を選ぶなんて。
「高校辞めちゃったでしょ。あの時息子に言われたの。本当はすべり止めの高校に行きたかった。第一志望の学校も第二志望の学校も受験したくなかった。でもお母さんが行って欲しそうだったから我慢した、って」
両親が国立大へ行って欲しいと強く思っていることはわかっていた。
本当はすべり止めにした私立でのんびり過ごしたかった。
第一志望が受かった時、喜んでいる両親を見て本音が言えなかった。
入学したら毎日つらくてつらくてたまらなかった。
まさか息子くんがそんな気持ちでいたなんて。
「だからね、大学は息子に選ばせたの。自分が望む大学へいけばいいよって」
涙ぐむ友人。
「S大学を選んだ時に、正直思うところはあったけど。高校受験の時、息子の気持ちを尊重しなかったことに後悔し続けたから」
息子くん、一時は完全に引きこもって、誰とも会わなくなってしまったけれど、
大学生になって休むことなく元気に通っているそう。
受験は親子で立ち向かうものだけど
受験って子ども一人ではできないんですよね。
節目によって親と子のバランスは違うけれど、物理的にも精神的にも。
小学受験【親90%:子10%】
中学受験【親60%:子40%】
高校受験【親40%:子60%】
大学受験【親10%:子90%】
だいたいこんな感じです。
小学校の受験なんてほぼ親の受験みたいなもの。
小学校選びも幼児教室も家庭でも、親と子どもがマンツーマンで合格を目指します。
子どもが行くところのほとんどに、親が同行しなければいけないので
共働き夫婦が小学校受験するのは、なかなかハードルが高いって言われています。
ほとんど平日の日中ですしね。
中学受験も親のサポートは必須。
自分で勉強はするものの、塾への送迎、中学校選び、成績の管理など
親と子二人三脚で合格を目指します。
体力的にも精神的にも大変です。
我が子が通った小学校は、土地柄かほとんどの児童が受験します。
記念受験を含めると8割の子が中学受験にトライするので、その時期になると教室がガラガラに。
小学校の先生も慣れたものです。授業をせずにずっとレクリエーションの時間になったりします。
高校受験は子どもが主体になります。
だいぶ手が離れたとはいえ、親のサポートは必要です。
塾が終わる時間が遅いので、お迎えに行った方がいく親も多いです。
そもそも中学生になると、塾のスタート自体も遅いので、軽食や軽食を買うおこづかいが必要かもしれません。
帰宅したら夕食。子どもにあわせて家族の時間も後ろ倒しになります。
高校選びは本人の意思と、中学校のサポートがありますが、学校見学は親も参加します。
大学受験となると、ほぼ子どもが主体です。
大学選びは本人の意思が大きいです。
大学のオープンキャンパスも、親が参加しないことも増えます。
親の出番と言えばほぼ「お金」のみになります。
親の敷いたレールを走るのはせいぜい中学受験まで。
それ以上無理に走らせようとすると、友人のように後悔することもあるかもしれません。
とはいえ、親がレールを敷くのって我が子を思ってのことですよね。
子どもにつらい思いをさせたくない。
子どもには幸せになってほしい。
親自身の経験とか後悔とか、見たり聞いたり読んだりした知識から。
よかれと思ってやったことが、しかし決して成功するとは限らない。
だって子どもと親は別の人格ですからね。
大学受験も親子で立ち向かうものだけど、最終的に決めるのは本人。
親は止まり木でいればいいんです。
見守るのがつらくても、もどかしくても、必ず終わりがきます。
どういう結果になっても、子どもに関心を持ちながら見守ると親子の絆が必ず深まります。
深まった絆は、今後社会に出ていく子どもにとって大事な『心の糧」に。
今がつらくても。
大丈夫です。
小さい頃のように我が子を抱きしめることはできないけど、心の中でそっと抱きしめてあげましょう。
いつでも心が帰れる場所を作ってあげましょう。
いかがでしたか?
有料版では大学受験の体験談も赤裸々に綴っています。
まさかの全落ち危機から逆転。
今思い返しても・・・奇跡・・・でも正直しんどすぎて2度と経験したくないです。
「こんなこともあるんだ」と、きっと我が家の体験談を踏み台にしてもらえるはず。
ぜひ私の屍を超えていってください。