【資料②】Twitter投稿版 花様年華 THE NOTESまとめ(前編)
書籍版の花様年華 THE NOTES 1,2、アルバムに封入されたmini版 花様年華 THE NOTESの他に、BIGHIT MUSIC(@BIGHIT_MUSIC)、SMERALDO BOOKS(@Smeraldo_Books)、そしてHYBE MERCH(@HYBE_MERCH)のTwitterアカウントにも単発のNOTESが投稿されているので、集約します。
公式から日本語訳の公開があるものはそのまま引用しています。韓国語のみでの公開の場合は、一部意訳も含みますが自分で翻訳したものを併記しますので、誤訳があれば積極的にご指摘いただきたいです。
便宜上、NOTESの内容(時系列や重要度)に関わらず投稿日順に列挙します。また、下線部は全て該当作品や解説へのリンクになっています。
目次は読み飛ばしていただいて大丈夫です。今後考察をされるときに、見返すタイミングがあれば索引代わりに使ってください。
■’17/08/14投稿 @BIGHIT_MUSIC
year22.06.13 ソクジン
⇒ year22.05.22までに起こる不幸を修正し、ようやく7人で訪れたEuphoriaの海で起こった出来事を回想するソクジンのNOTES。'血、汗、涙 -Japanese Ver.-'に登場するモーテルでの喧嘩の後、7人が再び疎遠になってしまうHighlight Reel '起承轉結'へと繋がる世界線です。モーテルでの喧嘩は、アルバム封入版061のNOTESに詳細な描写がありました。
冒頭の「あの海から戻ってきてから僕たちは皆、ひとりだった」は、Love Yourselfペアポスター①ユンギ・ジョングク,②ホソク・ジミン,③ナムジュン・テヒョンにも書かれているセリフです。海で離散した数日後、ホソクはバイト先であるツースターバーガーに来たジョングクの同級生からジョングクが事故に遭ったことを聞き、5人に連絡を入れていました。
■’18/05/04投稿 @BIGHIT_MUSIC
year22.05.22 ジョングク
⇒ Euphoriaの海で離散し、一人になった帰り道で事故に遭ったジョングクのNOTES。事故に遭った瞬間の様子はBTS Universe Trailerで描かれていて、入院中の病院で事故に遭った瞬間を思い出して目を覚ました描写は070のNOTESに、Highlight Reel '起承轉結'には入院中の車椅子姿で登場しました。
遠退く意識の中で聞いた「誰かの声」が誰のものなのかは明記されていませんが、BTS Universe Trailerの該当の場面では、ソクジンにタイムリープの力を与えた緑と青の瞳を持つ”猫”が、道路に横たわるジョングクの前にも姿を現しています。
■’18/08/07投稿 @BIGHIT_MUSIC
year22.08.03 ソクジン
⇒ いや、長すぎる。。 花様年華 THE NOTES 2の世界線では、ソクジンが過去の出来事を忘れてしまっていることに気が付いたテヒョンの発案で、7人は倉庫の教室に集まります。【花様年華】の記憶を奪われているソクジンの脳裏に浮かんだ学校での思い出は、良くないものばかりでした。
「校長の靴が輝いていた」のは転校初日の013のNOTES、「ドアの外に立っていたナムジュン」は校長への密告を聞かれてしまった019のNOTES、「一人で帰った最後の日」はアジトの存在を明かしたことでユンギの退学を招き、その後再びアメリカへ引っ越すことになった夏休み初日の024のNOTESで描かれる出来事です。
崩れた壁の向こうにキャビネットから現れる場面はBEGINS Official Teaserに、キャビネットの中に父親のノートを見付ける場面はBTS Universe Trailerで描かれ、「どこかに父の名前が書いてあるのを見た」と壁の落書きを回想する場面は017のNOTESに登場する出来事です。ソクジンは父親が残した”魂の地図”を見つけたことで【花様年華】の記憶を取り戻し、自分自身の”魂の地図”にも近付くことが出来ました。
(ところで、THE NOTES 1の存在すら発表されていない2018年8月の段階で、THE NOTES 2の終盤にあたるこの内容のNOTESが前置きなしでTwitterに投稿されてるの怖すぎませんか?)
■’19/01/07投稿 @Smeraldo_Books
year22.05.02 ソクジン
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。ソクジンが終わりの見えないタイムリープを繰り返しながら、本当の現実で訪れた最初のyear22.05.22の海で”猫”と交わしたやり取りを回想する場面で、LINEマンガ花樣年華Pt.0<SAVE ME>に詳しい描写があります。
year22.05.02は、モーテルに火を付けて自ら命を絶とうとするユンギの救出に何度も失敗し、タイムリープが起こり続けた日付です。ソクジンは、この日に起こる出来事をただ未然に防ぐだけではユンギにとって本当の意味での救済にはならないのだと気が付いて模索します。
■’19/01/08投稿 @Smeraldo_Books
year22.04.07 ユンギ
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。WINGS ShortFilm#4 FIRST LOVEや036のNOTESで描かれる、ユンギとジョングクの再会の日のNOTESです。ピアノの音色に誘われた酩酊状態のユンギが辿り着いた先には、倉庫の教室でユンギが弾いていた思い出の旋律をなぞるジョングクの姿がありました。
■’19/01/09投稿 @Smeraldo_Books
year22.04.11 ナムジュン
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。'血、汗、涙 -Japanese Ver.-'で描かれる、ソクジンとナムジュンの再会の日。本当の現実ではガソリンスタンドを素通りしていたソクジンですが、6人の現状を目の当たりにしてタイムリープの力を授かり、まず最初にナムジュンの身に起こる不幸を回避しようと行動を大きく変えていきました。しかし、タイムリープを繰り返すうちに本当の現実を変えすぎてしまうことで、また新たな不幸を引き寄せてしまうことに気が付き、最小限の言動で起こる出来事に介入するようになったのです。
花様年華 THE NOTES 1をお持ちの方はぜひお手元にご用意いただきたいのですが、引用元であるP82~に記載のあるyear22.04.11のナムジュンのNOTESには『(ソクジンが)近寄ってくることも話しかけることもしなかった』とあるにも関わらず、同じ日付の出来事を記したはずであるP80~のソクジンのNOTESには『ナムジュンが近付いてくるのが見えた。車の窓を開けた。「久しぶり」』という記載がありますよね。
花様年華 THE NOTESはタイムリープによって本来違った世界線で起こった出来事を混同して日付順に記載してるので、全体を通してこのような小さな矛盾が連続しているのが特徴です。当noteでは、この2つのNOTESのような矛盾を「異なる世界線の出来事である」と仮定して切り貼りすることで、物語の時系列を整理しています。
■’19/01/10投稿 @Smeraldo_Books
year22.04.11 ジョングク
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。屋上の手摺に登って夜風に当たりながら、無意識に目下の闇へと吸い込まれそうになったジョングクを引き留めたのは、ホソクからコンテナに行こうと連絡を受けたユンギからの誘いの電話で、直前の状況が042のNOTESに記載されています。
'I NEED U' Official MVや038のNOTESで描かれる本当の現実では、ユンギがモーテルに火を付け、ジョングクがビルから転落死してしまうyear22.04.11ですが、ソクジンが行動を変え始めたことで6人が自発的にとる行動にも変化が現れていました。
■’19/01/11投稿 @Smeraldo_Books
year10.07.23 ホソク
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。003のNOTESにも記載のある算数の授業中に数を数えながら、遊園地でのトラウマを思い出して倒れてしまう日のNOTES。実際に遊園地でチョコバーと共に母親に置き去りにされたのは、このNOTESの約1年前であるyear09.05.31の出来事で、Highlight Reel '起承轉結'にも登場しています。
■’19/01/12投稿 @Smeraldo_Books
year20.09.28 ジミン
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。WINGS ShortFilm#2 LIEや026のNOTESに登場する、精神病棟のカウンセリングで初めて嘘を吐く日のNOTES。ジミンは、ホソクとの下校中にプルコッ樹木園行きのシャトルバスに乗ったとある人物を見て発作を起こし、そのまま入院したことで世間から隔離された生活を送っていました。
■’19/01/13投稿 @Smeraldo_Books
year22.05.02 ユンギ
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。Euphoriaや049,050のNOTESに登場する、燃え盛る炎の中にいるユンギの身体をジョングクが引き摺り出す直前の場面です。タイムリープが起こるたびに不安定に日付の変わるユンギの焼身自殺を防ぐことは、そう容易いものではありませんでした。
■’19/01/14投稿 @Smeraldo_Books
year22.05.10 ホソク
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。'I NEED U' Official MVや052のNOTESに登場する、ホソクが橋で意識を失って倒れてしまう場面のNOTESです。ホソクはナルコレプシーという突発的に制御できない睡魔に襲われる睡眠障害を抱えていますが、その発作をわざと引き起こすために正しい治療を怠っているという二重の設定があります。ホソクが抱える本当の病気はWINGS ShortFilm#6 MAMAのカルテにも書かれるミュンヒハウゼン症候群という虚偽性障害で、このことはホソクが誰にも明かしていない秘密でした。
year22.05.10のこの日、母親代わりとなって自分を育ててくれた養護施設の先生が病気になったという知らせに動揺したホソクは、表向きにはナルコレプシーの治療薬としている睡眠薬を大量に服用し、発作を引き起こしました。そしてその後、搬送先の病院で偶然ジミンと再会します。
■’19/01/15投稿 @Smeraldo_Books
year22.05.20 テヒョン
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。本当の現実、そして화양연화on stage : prologueで描かれる初めて7人で海へ行くまでの過程で何度も繰り返したyear22.05.20では、日常的に暴力を振るう父親を衝動的に刺し殺してしまうテヒョンですが、EuphoriaからHighlight Reel '起承轉結'へと繋がる世界線ではホソクの制止によって未遂に終わっています。
057,058のNOTESに記載があるように、ホソクを誘導してテヒョンの不幸を回避することでタイムリープ自体は防ぐことが出来たソクジンでしたが、実際にはテヒョンの抱える問題を先送りにしたにすぎず、本当の意味での救済には至らないまま、物語は061のNOTESや'血、汗、涙 -Japanese Ver.-'に登場する海のモーテルへと続きます。
■’19/01/16投稿 @Smeraldo_Books
year22.05.15 ジミン
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。Euphoriaや054のNOTESに登場する、ジミンを病院から連れ出す場面のNOTES。6人は誕生日会だと看護師を騙して深夜の病院に集まり、ホソクの言葉に鼓舞されたジミンは、一人ではただ眺めることしか出来なかった廊下の先の扉を、自らの手で押し開けて病院を飛び出します。
■’19/01/17投稿 @Smeraldo_Books
year22.05.22 ジョングク
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。タイムリープを繰り返して辿り着いたyear22.05.22の海で、ジョングクが目に砂が入って涙を流しているのをからかう兄たちを怒って追い掛けるふりをしたことをきっかけに、7人はまるで'I NEED U' Official MVで描かれる学生時代に一緒に授業をサボって海へ行ったあの日のように、海岸沿いの道を笑いながら走り続けました。
■’19/01/18投稿 @Smeraldo_Books
year22.05.22 テヒョン
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。화양연화on stage : prologueではテヒョンがよじ登っていた海の展望台に、ソクジンが登って安堵の表情を浮かべるEuphoriaからHighlight Reel '起承轉結'へと繋がる世界線です。ソクジンが書き換えた不幸な出来事を悪夢という形で目にしていたテヒョンは、自らが展望台に登ったという書き換えられた出来事も、夢で見た一場面として記憶していました。
■’19/01/19投稿 @Smeraldo_Books
year22.07.13 ナムジュン
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。079のNOTESやHighlight Reel '起承轉結'に登場する、降りるはずのバス停を寝過ごしてしまう女性を気に掛けながら、声を掛けることが出来ずにバスを降りてしまう場面から繋がるNOTES。
前述したyear22.06.13のソクジンのNOTESにもあるように、街に漂うお互いの気配だけを感じて過ごしていたようです。海での口論のあと、7人はお互いに連絡を取り合わない日々が続き、テヒョンとナムジュンの間には特に大きなわだかまりが残っていました。
■’19/01/20投稿 @Smeraldo_Books
year22.08.30 ソクジン
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。Highlight Reel '起承轉結'や104のNOTESで描かれている、想いを寄せている女性が事故に遭う場面。ソンジュの街の花火大会があるこの日、ソクジンは彼女がいつか欲しいと手帳に書いていた”スメラルド”の花束を手渡して想いを伝えるつもりでした。
しかし目の前で事故が起こり、ソクジンが「時間を巻き戻すことが出来れば」と祈ったことで、Euphoriaの世界線で7人で海を訪れたyear22.05.22以降、約4ヶ月半もの間起こらなかったタイムリープを再び引き起こします。
■’19/01/21投稿 @Smeraldo_Books
year22.05.22 ジョングク
⇒ 花様年華 THE NOTES 1からの抜粋。ソクジンがタイムリープを繰り返して辿り着いたyear22.05.22の海で、ジョングクが'I NEED U' Official MVで描かれる7人の【花様年華】の「あの日(year20.06.12)」の海を回想する場面。ジョングクは、あの日ソクジンが日付を書いて渡してくれた7人で写る写真を、いつも大切に持ち歩いていました。
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全45のTwitter投稿版 花様年華 THE NOTESをようやく半分ほどご紹介しましたが、リンクの数がnoteのキャパシティを超えてしまったので泣く泣く2記事に分けて投稿します。
後編は明日、投稿予定です! 投稿しました!
〈次回〉
※更新はTwitter(@aya_hyyh)でもお知らせします。
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