私はアーティストだ。
「私はアーティストだ。」
踊りを通して、その情景や視覚から美を魅せる。
感情のままに描く。
人の好む世界観を、web上にデザインする。
そこにないものを創り上げる、表現者である。
変化
今思い返してみると、小学生の頃は図工、中学生の頃は美術の授業が好きだった。
当時は、美術の授業が好きだという友達が周りにおらず、その時の美術に対する印象は、「美術=漫画家・人物画」というイメージが根付いてしまい、なかなか好きだという感覚になれなかったし、美術の成績は飛び抜けて良い訳でもない。提出物が出されているかで成績がつけられていて、評価基準に納得いかなかった。幼い頃からバレエをやっていたこともあり、その他に興味があまり湧かなかったのと、なぜか当時”才能”という言葉に敏感であり、美術に対する自分自身の才能の有無で、好きかどうかを判断していた。
だが後に、私の美術に対する興味は、ゆっくりじわじわと湧いてくる。
中学2年生の頃、校内で行われる写生大会で金賞を貰った。描いた物は、見慣れた教室の入り口。ただのシンプルな風景画。ただ、描いているとき妙に凄く集中できた。
結果、まさかの金賞を貰い、母や友人から絵を褒めてもらったことを機に、美術に対する偏見が取れた。これが私が芸術に興味を持ち始めたきっかけだった。
高校課題
中学を卒業してからは、スイスに留学し、バレエ漬けの日々を送っていた。
留学中、通信制の日本の高校の提出課題を週末にやりきり、平日はバレエ。
課題の中には、美術もあった。鉛筆デッサン。自画像。
中学卒業して以来、描くのは久しぶりで自信はなかった。特に自画像は描けるとも思っていない。たまたまスリッパとしてはいていたサンダルを鉛筆デッサンしていると、またまた妙に集中できた。細部にこだわり始める。どんどん時間が経っていく。次に自画像。自撮りをしてそのまま描く。持っているコスメを使って肌の色味、唇の血色までとことんこだわった。
完成品を提出。
学期末に、提出した作品が返却された。親や祖父母に見せると、思いの外大絶賛、、、予想外の反応で正直戸惑った。
メンタルヘルス
留学中、本当にメンタルが落ち込みがちで、ネガティブに考えすぎてしまうのを避けるために、よく塗り絵をしていた。
絵具かペンか色鉛筆か、暖色か寒色か、原色かパステルか、組み合わせる色などに気を使いながら色を塗っていく。はみ出さないように、時に崩してみたり。色を混ぜたり。水を多めにしてみたり、全く水を使わないでみたり。いろんなアレンジを加えながら塗り絵を楽しんでいた。
今
今では自分なりの感情や感覚をそのまま描写していて、そこに生命だったり、美だったり、繋がりや個性を表現している。
色を変えるだけで、その物の違う表情が見れたり、サイズだけで雰囲気全体がガラッと変わる。
描くものを友達に見せたり、描く様子を発信するのは大切だ。
つい最近、友達の卒業制作を手伝うことになった。内容は「ストップモーションの中に絵が加わる表現したい」その卒業制作に携わって、完成品を見た時に、自分の描いた作品を動画やカメラに収めて、いろんな人に見てもらうことが凄く嬉しいことなんだと知った。
以前の私だと、全て内に秘めてばかりで、何に対しても自信が無く、人からの評価が嫌いだった。それがこれを機に、自信とか、他人からの評価なんかではなく、私が自分の絵に対し自信を持ち、自分で自分の絵の価値を生むべきだと思った。
ただ単純に、素直に私の絵を好きだと言ってくれる人がいる、それがどれだけ嬉しいことなのか経験できて、私は幸せだ。そして何より、私が他の誰よりも自分の絵が好きだと、今よりずっともっと胸を張って言えるようになりたい。
この世の中はアートで溢れている。ふと目にする場所、物、すべてがアートで、私たちの生活は日々創られてゆく。
クリエイティブに生きよう。
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