双極性障害の私が司法試験に合格する話(419)好きなことは続いていること。

朝はいい。朝はなんとか起き上がれる。今日は勉強をストップして、読みたい本を読んだ。そして、10年後の未来について真剣に考えた。びっくりした。10年後と、今、生活があまり、変わらないでいたい、という願望があったから。結構現実的に、自分の10年後の生活を考えられた。

10年後の私は・・・

5時に起きて、身支度をして、6時から弁護士の仕事。私は朝型人間だから、仕事は、午前中12時までに済ませる。休憩を除いて5時間仕事。

12時。この文章を書く。最大1時間、約1000文字。何を書くでもなく、気分をただ、文字で表現するだけ。別に誰かに届けるものでもないので、気を張らず。そして、絵を描いて、散歩して。お腹がすいたらご飯食べて。昼の時間は、クリエイティブの時間。私にとっての自由時間。この時間は気分にしたがって動くことにする。

16時。役者としての稽古。1時間、発声とかリラクゼーションとか身体づくり。そして、もう1時間はテキストがあれば練習。なければ制作。

18時お風呂にゆっくり浸かる。お腹がすいていればご飯食べる。

19時。勉強時間。必要な情報をインプットするために時間を使う。でも1番の目的は、身体を睡眠体制にもっていくこと。目的を間違えないように。

20時~22時。就寝。眠くなったら寝る。

こんな感じが私の理想。実はこの生活、今とほとんど変わらない。弁護士として働いている午前中の時間と19時から就寝までに司法試験の勉強をしている。

でも勉強のやり方が間違っていたように思う。自分の気分を完全に無視して、「やらなければいけないこと」にとらわれてた。試験は、点が取れたら合格するものなので、決して、「やらなければいけないこと」をやりとげたからって合格するもんじゃない。もっと、自分の気分に正直に、気持ち良く勉強すべきだった。方法を間違っていた。自分で毒つくって自分で死にかけてた。

私は、「書き写す」のが好きだ。なにかを考えるより、一から作るより、目の前のすばらしいものを模写することが好き。なぜか。役者の仕事だって、素晴らしいセリフを模写しているだけ、朗読もそう、絵もそう、素晴らしい景色をただ書き写す。勉強も、そうすればよかったんだ。好きなことと勉強がやっとつながる。結果は出るかわからない。でも、なにもやらずに、不安におびえているほど馬鹿なことはないので。ただ、好きなことをひたすらやってみようと思えた。

鬱の時は好きなことがわからなくなる。でも自分の足跡を見てみればわかる。続いてることが好きなこと。ただそれだけじゃん。

さて。この後は、絵でもかきましょか。

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