双極性障害の私が司法試験に合格する話（3）焦燥感に追っかけられる。

　今日はあまり良くなかった。

焦って焦って。手が震えてしまう。何をしていても頭の中で同じところをぐるぐる。自分の中にいる「あんたが司法試験に受かるわけがない」という人にいじめられてしまった。

　だけど、その人を否定する事もまた自分を苦しめることになるので、今日は、そういう日だと思うしかない。だけどやっぱり、こういう日は、とてもしんどい。

　でも、今日は、憲法の論文マスターの講義を1時間と、民事訴訟法の基礎マスターの講義を2時間聴けた。何もない日曜日に3時間しか勉強できていないのは問題なんだけれど。誰かと比較しても仕方ない。私は一気に3時間集中できる人間じゃない。1時間の講義を聞き終えるのに3時間くらいかかっちゃうんだから。よくやったと思うことにしよう。

　調子が悪くなったのは、早朝やった憲法の論文マスターがさっぱりわからなかったからだと思う。先生が何を言っているかもわからない。外国語にしか聞こえない。わからない事を無理に楽しもうとして、Twitterで呟いた。「いつかわかるようになった自分にワクワクする」と。嘘つけ！文字では簡単に嘘がつける。本当は焦って焦って自分をいじめまくっていたくせに。　　　

　鬱っぽくなる時はどうすればいいんだっけ。黙って寝る。それに尽きる。シャワーを浴びて布団に帰ろう。