双極性障害の私が司法試験に合格する話(384)自分の闇に触れる。

とっくに忘れたと思っていたのに、しっかり覚えていた。私の闇の根源に少し触れた。

昨日は、カウンセリングに行ってきた。EMDRという方法で過去のトラウマとか記憶を処理?する?やつをやっていて。(うまく説明できないから、お世話になっている松岡先生のHPから抜粋☟

EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)は、PTSDに対して、客観的根拠のある心理療法。他の精神科疾患、精神衛生の問題、身体的症状治療にも、学術雑誌等に成功例が記述 (日本EMDR学会HPを一部改訂)。自然治癒力を活用した方法。

松岡カウンセリングオフィスHPより

それをやりながら、え!そんなことあったね!!!!というようなとっくに忘れていた記憶に触れて、すごく嫌な気持ちを思い出した。初めは全く暗闇なのだけれど、断片的に、景色にポッとスポットライトが当たる感じで、虫食い状態で見える。それが何かは全くわからないのだけれど、見たことのある景色。いろいろ見えてくると、あの時の感情が自分の中にドワーっと流れ込んでくることがある。
 
私は、勉強が怖かった。間違うのが怖かった。間違えると、また、家で息ができなくなるほど、泣かなくてはいけない状況に追い込まれる。涙を流さなければあなたは、わからないから、と、解放してもらえず、ひたすら、まったくわからないことをわかろうと必死だった。あの時の呼吸が苦しいとか、泣きすぎて頭が痛いとか、それがトラウマになっていて。いまだに勉強に対して、ネガティブなイメージがあったのか?と思う。自分で、そうだ!と決めつけるにはまだ、不確かだけど、小さな材料の一つではある気がした。
 
今もこの文章を打つと、目の当たりがジーンと熱くなって、体温が上昇する。気分としては、やっぱり、嫌だ。体は正直だ。
 
だけど、私は、文字を書くのが好きだ。ペンでサラサラとひたすら文字を書く。真っ白だった髪を耳なし芳一のように文字で埋める。その紙を私は、綺麗だなと思う。
 
だからひたすら、テキストや模範答案を書き写すことをしている。勉強はダメでも、この作業はできる。回り回ってこれが勉強になっているみたいな感じ。今まで、こんな効率の悪いことは良くないと思い込んでいたけれど。私にとって、勉強をする唯一の方法だったのかもしれない。
 
松岡先生のカウンセリングに通い出してから、大きな変化は、過去の嫌だったことを思い出しても、あの時と同じ嫌な気持ちになることなく、昔は大変だったな〜としみじみするくらいの感覚になった。前は、思い出すたびに、自分には価値がない、死んだほうがマシ、人が怖い、って思って苦しかったけれど。それがパタリとなくなった。カウンセリングってすごい。
 
さて、今日も、鼻歌で勉強進めます。
 
いい気分。

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