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双極性障害の私が司法試験に合格する話(42)トマトが赤くなってた!
茎ばかり太くなってグングン大きくなってベランダに収まらなくなってちょっとウザいなと思っていたトマト。
雷の時には片腕が折れてそれでも全く気にせずにグングン茎ばかり伸びるトマト。
やっと実がついた!と思ったら何週間も青いままで赤くなる様子がないトマト。
そのまま周りの葉っぱが枯れだしたトマト。
そのまま死んでしまうのかな?このトマト。
まるで私みたい。
と、トマトを見るたびに悲観的になっていた最近。
昨日、目標が見えた。弁護士になりたいわけじゃないけど司法試験の勉強をしている。ただなんとなく気が向くからやっていたけれど、趣味といえるほど楽しめていない。むしろ勉強が自傷行為のようなものだったんだけど。
明確に、弁護士になろう!という目標ができた。
具体的に言うと、日弁連に入会し、イギリスのエセックス大学への留学切符をもらい、ロースクールで国際法を学び、、、その先はまだイメージできないけど。
留学資格は2年程度の実務経験が必要で、学費が300万くらいかかる。1年イギリスで生活するなら、どれくらいお金が必要かわからないけど少なくとも500万はないとダメでしょ。
2025年司法試験に合格して、1年司法修習して、2年働いてお金貯めて、その間に語学を、それも法律理解できるレベルまで引き上げて、やっと留学。留学制度の利用が狭き門なのかもよくわからないので調べてみなければだけど。となると、ただ、ダラダラ司法試験合格のために時間を使う選択肢はなくなる。語学もしなきゃだし、お金も貯めなきゃです。
司法試験合格という目標を掲げていては、私の場合、司法試験には受からない。大抵私は掲げた目標には手が届かないから、もっともっと背伸びをした目標を掲げてやっと元の目標に届く。
経験からそういうことはわかっていたけど、司法試験合格の未来にワクワクしていなかったので、司法試験より背伸びをした目標がなかった。というかそもそも司法試験が背伸びをした目標だったのだから。ただ、法律を勉強したい、というところから始まった願望だったのだし。
目標が見えればあとはやるのみ。行き先を見つけたら私は強い。
そんなことを思ってベランダに出たらトマトが赤くなっていたものだから、ニヤついてしまった。
でこの後、実を取って食べればいいものを赤くなったことに満足し、実を食べることを忘れて次のことに向かってしまう自分の事も想像がつく。
いつか、欲しいものが手に入った!と喜べる時がくるのかな?
自分のやったことに満足できる日がくるのかな?
こないんだろうな。満足してる自分を軽蔑するところに満足してる自分だからね。