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双極性障害の私が司法試験に合格する話(195)逃げ癖。

全く、やる気がどこにもいない。

朝、ドトールで、1時間半ほど、刑事訴訟法の自白法則とか伝聞法則の復習をしたきり、日中は、全く勉強に手がつかなかった。
 
ただ、ペンを握って、テキストの内容をノートに書き写すという私の中でハードル低めの勉強を試みるも、気づいたら、ペンを投げ出し、ぼーっとしている。
 
集中が続かない。
 
眠たいわけじゃない、しんどいわけじゃない。病気のせいなのか?薬のせいなのか?とはいえ今日勉強できなかったことは全て自分に返ってくる。今日のこの感じはなんなんだろう。
 
勉強なんてなければ、私は今頃、何をやっていたんだろうと考える。自分がやりたくて始めた司法試験の勉強だけれどやはり辛い。楽しめている時もあるんだけど、今日はそんな気分ではない。
 
毎日絵を描いていた?バイトでもしていた?だけどやっぱり、歳を取っても、貧乏でバイト生活のまま?その不安は一生付きまとう。なにより、法律の仕事をしている人に対して、「自分はなれなかった」というコンプレックスがつきまとうんだろう。
 
それならば目指した方がいい。時間がないわけじゃない。今、こんなに勉強だけに集中できる恵まれた環境にいるのだから、勉強すればいい。絵を描くことは司法試験に合格してからでも歳を取ってからでもいつでもできる。
 
今という時間はどんどんなくなっていっている。どんどん無意味な時間を私は食っていく。焦る。焦るばかりで、勉強に対する気持ちは湧いてこないのが謎だ。
 
鬱の期間、しっかり、勉強から離れてしっかり休んだというのにまだ休み足りなかったのか?
 
どうしたんだろう。
 
それでも、今日もできなくても、やろう。できなくてもやる。テキストを開いて、文字を目で追う。文字をノートに書く。なんでもいいから、勉強から逃げることはやめよう。
 
せっかく勉強を習慣化できたのに、昨日も今日も逃げたりしたら、それが習慣になってしまう。
 
今、もう一段階上がるための痛みなのかもしれないと無理やり前向きに考えて、食らいついていこうと思う。
 
うまくいかなくなるとすぐにやめて新しいことに手をつけてしまうのは、いいところでもあると私は思っているけれど、司法試験に関しては、そんな意気込みで始めたんじゃない。合格するまで逃げない。
 
苦しい。投げ出したい。辞めたい。逃げたい。
 
でも逃げた先の道の方が怖い。 
 
だからやろう。できなくても、理想的に進まなくても、1ミリでも前に進めればオッケーとする。逃げなければオッケー。

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