双極性障害の私が司法試験に合格する話(4)新しい発見。
気持ちに正直になることは難しい。
私はよく自分を追い込むらしい。友達に言われるまで気がつかなかった。何かを成し遂げるには追い込むのが当然だし、むしろ追い込まずにどうやって現状を変えられるんだよ!と思っていたんだけれど。と同時に思い出した。そういうやり方をしてうまくいった事は少ないし、うまくいったとしてもその後に必ず鬱で寝込んでいる。
それよりも自然に自分が大したことしてないよ〜っていう事が意外と他人に対しての価値だったりもする。
司法試験に挑戦するなら追い込むのが当たり前。そう思っていた。だけど、私は、双極性障害だという事を忘れてはいけない。一般的に言われている方法をなぞっていてはうまくいかないのだ!
今日嬉しかったのは、自分の気持ちを少しキャッチできたこと。仕事から帰ったら、2時間、WEBで民法の講義を聴こうかと思っていた。だけど、帰ってからまずは、ベッドで1時間寝た。「私は民法がやりたくないのではない。」「今、ただ寝たいだけ。」それを実行すると、民法をやりたくて仕方ない気持ちが湧いてきた。それで今日やりたかった民法講義2時間を完了する事ができた。
これは、かなり、大きな変化。嬉しくてニヤニヤしてしまう。昨日の憂鬱が嘘のよう。
司法試験に合格する気満々なのに、気持ちが向かない時、「本当は、司法試験なんかやりたくない。」という自分がいるのかと思っていた。だとしたら自分への裏切り。そんな自分は嫌いだ!と思っていたけれどそうじゃない。大抵、「ちょっと寝たい。」「ちょっと絵を描きたい。」「民法じゃなくて刑法がしたい。」という事だったりするらしい。わかったわかった。なるほど私。
双極性障害だからこそ、合格できる方法論があるはず。必ず見つける!