双極性障害の私が司法試験に合格する話(318)身体の悲鳴が教えてくれること。
しばらく、無気力状態が続きつつ、そんなでも、少しずつ、無気力の様子を伺いながら、体を動かせるほどには慣れてきた。
無気力。
気力はないけど、体力はある。それに、希望の力、略して、希力もある!のだから、大丈夫。いつも動かす気力は、休ませつつ、体優位で動かしてみたりしている。ハイブリッドカーみたいな感じかな。電気でも動く、ガソリンでも動く。
多分、私、自分が思っているより、ずっとずっと無理してきたんだと思う。だから、身体が必死に抵抗してた。テキストや簡単な問題を見ることすら、怖くなるほどだった。それを見るだけで、気分が悪くなってた。
もう、1週間と少しで、昨年からの1年の成果を発揮する試験がある。模試では、どの科目もDとかE判定。まあ、受からないでしょう。なんで、こんな大事な時に鬱がやってきたのか、本当に自分が許せなかった。だけど、やっぱり、このままのやり方では、こうなる、歌が大事な時に来る、そんなことを身体が教えてくれてる気がした。
今頑張っても受かる確率はかなり低い。だけど、やれることをやろう。無気力状態でも、体のどこかは、動く。その動く部分をうまく使って、前に進めてく。その練習をするのが、今の課題なような気がしている。
0か100かで判断してた今までの私なら、どうせ受からないのなら、試験を受ける意味がないと今年は諦めて辞めてしまっていたと思う。だけど、もっとグレーゾーンをよく見つめて、今の私の身の丈にあった闘い方で、自分の力を試す時。
そんな感じに考えが落ち着いた。
頑張るのも違う。でも頑張らないのも違う。
もっと自然に、自然に、自分の持っている力を毎日少しずつ鍛えながら。ないものねだりをしながら、自分を卑下することはしない。
もっともーーっと力を抜こう。