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双極性障害の私が司法試験に合格する話(8)天気より天気。

 雨の日は、雨の日らしい体調になる。 

 雨だわぁと心が引っ張られるのか、気圧のなんたらなのか、全然わからないけど、雨の日は、気持ちと身体が、重たい。

 物知りの友達から聞いた、昔の拷問の話。犯罪をして捕まった人が檻の中に閉じ込められて縛られて、顔の上からひたすら水をポタポタと垂らされるって話。これを長いこと(どれくらいか忘れたけど)すると、人は大体精神障害になるらしい。信じられないけど、わかるような、いや、わからないような。

 でも、私、雨は嫌いじゃない。雨の多い松江で長いこと暮らしてきて、雨の美しさは、よく知っている。だから、雨の日だからといって気を落としてはいけない!と思うのがまたいけないわけで。どうしてこう、私は、いつも、「こうしなければいけない!」「こうしてはいけない!」と考えてしまうんだろう。

 雨だからという理由で、勉強を休んではいけない!と思いながら、3:00に目が覚めたくせに今朝はなかなか起き上がれなくて布団の中でウジウジしてしまった。思い切って、今日は休みにしよう!と自分と相談して決めた。そしたら、気分が良くなって、絵を2枚描いて、そして、問題集をやりだす不思議。

 私の方が、空の天気より天気らしい。こんなに変わりやすい空の下で暮らす人は大変だろう。私のお世話は大変です。

 天気予報が外れてグチグチ言うのはもうやめよう。天気予報なんて当てにならない。占いみたいに当たったとか外れたで笑ってればいい。

 怖くて手をつけられなかった問題集が進んだんだから今日の私の気分天気予報は、「雨ときどきむしろ晴れ」って感じ。晴れが続くか。曇るか土砂降りか。寝付くまで、わからない。


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