山陰中央新報で月に一度掲載している【オンナでもオトコでもない曖昧なワタシ-松島彩のLGBTQ事情-】の過去記事。写真は、いしとびさおりさんの作品から。現在は、新聞連載はしていませ…
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#離婚
LGBTQ事情#1 女の子なんだから。
私は小さい頃、自分のことを「オイラ」と言っていた。
女の子なんだから、自分のことはワタシと呼びなさい。足を閉じて座りなさい。スカートをはきなさい。「女の子なんだから。」
どうして、人は性別に私を当てはめようとするんだろう。女の子だけど、ズボンや黒い服が好きだし、足を広げて座りたい。それではいけないのだろうか?
「女だから」とか「男だから」と口癖のように言う人には、つい反発してしまう。
LGBTQ事情#18 迷いだらけの離婚。
夫とケンカをした。
「今の君は、女って事に、甘えてる。」
夫の自由すぎるお金の使い方に私が文句をつけたら、こう返ってきた。はじめ、何を言っているのか意味が分からなかった。
「僕は自分で稼いだお金は自由に使いたい。文句を言うなら、僕より稼いでくればいい。僕は君に、家事をするような奥さんでいてなんて頼んだことはない。君は、性に対する偏見に縛られずに仕事をしたいと言っていたよね。だけど、やっぱり女