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北風にしますか? それとも太陽にしますか?
世界的に有名な、イソップ童話に
『北風と太陽』という物語がある。
皆さんよくよくご存知かとは思いますが、一応私の言葉で内容を要約させていただくと。
北風と太陽が張り合って、どっちがより凄いか競争することにした。
たまたま通りかかった旅人のコートを脱がしたほうが勝ち!
というルールを作って、まずは北風が、コートをぶっ飛ばそうとした。
ふっ飛ばすことに失敗した北風の次に、太陽がギラギラに照りつけて、あまりの暑さに旅人はコートを脱ぎました。
ハイ、太陽の勝ち!
力づくで無理やり言うことを聞かせようとするよりも、自発的にやりたくなるように仕掛けるほうが上手くいくよ。
という教訓を学ばせる内容になっています。
これを読んだ子どもは、一体何を学ぶのだろうか。
この話から一番学べるのは、
関係のない通りがかりの旅人が、優劣の比較によってとばっちりを食ったとても迷惑な話だ。
小競り合いの挙げ句、第三者を巻き込むのは如何なものか。
という、在り方の浅ましさなのではないだろうか。
ええ、ここ、笑うところです😁
このお話の本質は、
他人を上手くコントロールすることの優劣を競うところから始まります。
もう、前提からしてキナ臭い。
さらに、上手く他人をコントロール出来た太陽がドヤ顔をし、コントロールに失敗した北風が悔しがる。
そして、無関係の旅人は、寒かったり暑かったりと、ひたすら迷惑を被る。
これ。
あなたの日常で起きてませんか?
人間関係の悩みがここに、凝縮されてるとは思いませんか?
あなたは、太陽を目指しますか?
いつもギラギラに照りつけていませんか?
または、
北風であることを悔しがってはいませんか?
いい迷惑なのでそれ、
どちらも、やめてみませんか?
もしくは、この旅人のように、いつも北風や太陽に迷惑を被っていませんか?
もう、そこを通りかかるのはやめておきませんか?