20.自信のタネ ~心の根っこを育てる~
人生には色んな分かれ道がある。
私も、色んな岐路に立たされ、なんとかここまで生き延びてきた。
海外で道に迷った時に「ここでしっかりしておかないと事件に巻き込まれそう」と気を持ち直したり、「資格試験の前に体調を崩したということは、この道に進まない方が良いのだろう」とか、「なんかこの人違和感あるから離れておこう」とか。
天の声というか、お告げというか、自分にとって良くないと思うことは、なんかざわつくのだ。または、体調を崩して無理矢理進まないようにさせられる。
「4.本気の大切さ ~結婚~」で書いた“居心地の良さ”が基本、生活全般にも言えるのだろう。
そのおかげか、今のところ大きな怪我や病気、危険な目にあったことはない。
それでも、未遂はある。
洗脳というのに近いのだろうけど、「なんかおかしい…」と思いながらも、断れなかったり進んでしまうことがあるのだ。
それが“スキ”なのだろう。
完璧な人間などいない。疲れたり、油断していたり、心の扉をぱっかーんと開けっぱなしにしていることがある。
でも、それは可能であれば、1人の時にすることを勧める。「16.日常を剥ぎ取る ~ありのまま~」がまさに、心に鍵がかかっていない状態だろう。
それは必要なことで、それがあるからまたよし!と背筋をしゃんとして心の扉を閉める。心の中を換気するようなものですね。
だけども、どうしても遭遇する「どうしよう。やばい。」と思った時に、やばくならないためには、相談できる人がいることが重要だ。
人に話すことは物事を客観視する上でとても役に立つ。
そして、それは信頼できる誰か。親、友達、パートナー、先生。相談する人を間違えば、結局やばい方向に進む。
私は大したことを成し遂げていないが、信頼できる人が指折り数えるぐらいはいる。長年会っていなくても、きっと相談すれば親身になってくれるだろうという人も含めて。
私の子育てのゴールはそこかなと思う。
自分の頭でまずは考え、やばい時はやばいと思える健全な心。
そして、やばい時に相談できて、さらに自分のことを想って話を聞いてくれる誰かに出会って欲しい。
それは、自分を信じる強さを持つこと。
自分の気持ちを信じる。自分が信じた人を信じる。まさに、“自信”。
それができれば、あとは気づきの部分だったりするのではないだろうか。
子供の心の根っこの自信のタネをたくましく育てるべく重要なのが、きっと日々の「言葉がけ」なのだろう。
「12.子供のトリセツ ~観察力~」を増やしながら、自分の言葉がけのバイブルも増やしていこう。