銀座で食べた旨い肉が忘れられない
銀座って、一流の街なんだなぁ、と改めて実感したお店があった。
それがこの『銀座 朔月』
知り合いに「美味い肉が食べたい」と言ったら連れてこられた。なんでも銀座の鉄板焼きはここが一番だとか。(完全に個人の見解)
目の前で美味しそうな肉を焼いてくれる鉄板焼きは、食欲が限界までそそられる。Mにはたまらないのだ。
ワクワクしながらお店に足を踏み入れた。
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さすが高級店、というべきだろうか。お店に入ると、なんとなく感じられる特別な雰囲気があった。でも、気後れするような感じではない。スタッフさんや料理長が上品な笑顔で迎え入れてくれて、安心感すら覚える。
最初の対応からして、”一流感”が漂っていた。
おすすめは料理長お任せコース。
築地から料理長が直接仕入れに行き、コースを組んでくれる。苦手なものや焼き加減など要望も聞いてくれるのもうれしい。
言うまでもないが、料理はピカイチだ。特に衝撃を受けたのは”フォアグラ”。独特な臭みが苦手という人も多いが、全くといっていいほどその臭みはない。
(焼く前のフォアグラ)
しかも、口に入れた瞬間、豆腐のようにとろけていくのだ。これは本当に動物性タンパク質なのか、あのフォアグラなのかと疑った。
ちなみに上にかかっているソースも、酸味と少しの甘みがあって美味い。フォアグラとよく合っていた。
これまで食べてきたフォアグラはなんだったのだろうか……。(そんなしょっちゅう食べてないけど)
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『朔月』の料理は和食鉄板のため、全て箸でいただくというのが良い。料理長が食べやすい大きさに切ってくれる。
日本人でよかったなぁと思いながら、肉寿司やメインのステーキ、ガーリックライスまで美味しくいただいた。
写真のお肉は山形牛A5ランク。サーロインとフィレだ。
サシがめちゃくちゃ綺麗で、当然柔らかい。でも嫌な脂身感は一切ない。肉の旨煮が口いっぱいに広がるのだ。
心から「生きててよかった……!」と感じた。本当に。
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食材も一流、料理長も一流。スタッフも一流。
ちなみにカウンターに座ると、料理長と会話のできるのでおすすめだ。
『朔月』を訪れたら、お腹も心も、満足して帰れるに違いない。