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コンテンツライターの存在価値とは?

Peatix Japan 株式会社でコンテンツライターとして働いているNakatsukaです。

私は現在、ベンチャー企業の1人コンテンツライターとして、社内のあらゆるライティング業務を担当しています。

<主な業務内容>

  • UI(ユーザーインターフェイス)上に表示されるマイクロコピーの作成

  • マニュアルやFAQ(よくあるご質問)記事の執筆

  • SEO記事の執筆

  • インタビュー記事の執筆

  • LP(ランディングページ)やメルマガの校正

  • 分析ツールを使用した各種コンテンツの効果測定

▼入社1年で行った具体的な業務内容はこちら(チーム異動に伴い、職種名が「テクニカルライター」から「コンテンツライター」に変わりました)

▼詳しい職務経歴はこちら
https://www.wantedly.com/id/ay_nakatsuka


インハウスライターとして今年でキャリア5年目を迎える中、ベンチャー企業の経営者の方や採用担当の方を中心に、コンテンツライティング業務に関するご相談をいただく機会が増えてきました。

このような経験から、今回は私が考えるコンテンツライティング戦略の重要性や、今後コンテンツライターとしてどんなことに取り組みたいかなどについてまとめました。


世間は「読みやすさ」を求めている

とにかく情報量が多い現代。コンテンツは世の中に溢れるほど存在しています。

職業柄、普段から多種多様なコンテンツに触れることを心がけていますが、「良い内容なのに、読みにくさがもったいないな」と感じることもしばしば。

以前、「読みやすさ」に関する記事を執筆したところ、3万PVを超える大きな反響をいただきました。

SNSなどを通してたくさんの感想も拝見しましたが、多くの方々が文章の読みやすさに対して関心が高いことが分かり、言葉を扱うライターとして嬉しくなりました。

この記事で紹介した内容は、読みやすい文章を書くためにテクニックであり、特別なセンスは必要ありません。少しの工夫で、誰でも読みやすい文章を書けるようになるのです。

ただし、読みやすい文章を書くことだけがコンテンツライターの仕事ではありません。その前後にも重要なステップがあるのです。


ライターは読み手に「伝わる」までを考える

私が何度も読み返している大好きな漫画『A子さんの恋人』の中に、ライターとして常に意識したいお気に入りの台詞があります。

”何か伝えたいことがあって
伝わって初めて言葉になるのよ”

『A子さんの恋人』近藤聡乃

コンテンツライターの責務は、大きく分けて以下の3点であると考えています。

  1. 伝えたい情報を体系的に整理する

  2. 読みやすく分かりやすい言葉で表現する

  3. ターゲットに確実に伝わる発信方法を模索する

一般的にライターの業務は2がメインと思われがちですが、実際には1と3の「伝えたい情報を整理し、確実に届けて伝える」ことも重要な業務となります


コンテンツ制作におけるAIと人間の役割分担

最近、AIでまるっと自動生成されたような記事を目にする機会が増えてきました。これらは文章としての見た目はある程度整っているものの、文脈が曖昧だったり、具体性に欠けていたりするものも少なくありません。

また、AI強みは一定のルールに則って動くことですが、発信方法を工夫したり、発信後の読み手の反応を見ながら適宜修正を加えたりする柔軟性には限界があります。そのため、現状ではAIだけにコンテンツ制作を任せることには不安が残るでしょう。

一方で、近年のAIは進化を遂げており、適切な指示を与えれば論理的でまとまりのある文章を作成することができるようになってきています。AIを活用することで執筆の効率を高めることは可能です。

だからこそ、コンテンツ制作ではAIの強みを活かしつつ、人間ならではの視点を加えるというバランスが重要です。読み手の視点に立ち、文脈を深く理解し、適切な切り口や伝え方を柔軟に調整できることこそが、人間のライターが果たすべき役割なのではないでしょうか。


早い段階からのコンテンツ戦略が成功の鍵

まだリソースが不足している企業のみなさんは、「コンテンツについては、もう少し事業の規模が大きくなってから検討しよう」と考えていませんか?

確かに企業としてサービスを作っていく上で、エンジニアやデザイナーの採用は必須であり、それらと比べるとライターの優先度は下がるでしょう。

ただし、どんなに高性能かつ美しいデザインのサービスが出来上がっても、それらを的確に説明したりアピールしたりする文章がなければ、そのサービスの魅力がユーザーに伝わることはありません。

コンテンツ制作を始めるには工数がかかりますが、一度作成すれば資産として長く活用できます。

専任ライターを雇わずとも、早い段階でライティングのプロの知見を取り入れてコンテンツの戦略を検討することは、長いスパンで考えると得策です


言葉の力で企業活動を応援したい

コンテンツライティングに関するご相談をいただく機会が増えてきた中、社内1人ライターとして試行錯誤しながら得られた知見を、他の企業の活動にも生かしていきたいという気持ちが芽生えました。

ある程度大きくなった企業であっても、日本で専任ライター職を置いている企業は多くありません。私自身、今の会社に入る前は、カスタマーサクセス部署で他の業務を兼任しながらコンテンツライティングに携わっていました。

ただし、どんどん業績を上げている海外の企業では、ベンチャーであってもライター専門職を当たり前のように採用している例もあります。

これらの実態を見て、もっと日本の企業にもコンテンツライティングの重要性を伝え、自分のスキルと経験を活かして応援していきたいと考えるようになりました。


【サポートできる内容】

これまでの業務経験を踏まえ、現時点で私がサポートできる内容は以下の通りです。

▼サポート対象企業例

  • コンテンツ制作を始めたいが、何から手を付けたら良いか分からない

  • ある程度コンテンツは揃い始めたが、効果的なワーディングになっているか不安

  • 兼任でコンテンツライティングをしている担当者の業務を効率化したい

▼サポートできるコンテンツの種類

  • UI上のマイクロコピー

  • マニュアルやFAQ記事

  • SEO記事

  • インタビュー記事

  • LP

  • メルマガ

  • ブログ

  • SNS

▼サポートできる具体的な内容

<コンテンツ戦略の提案>
現在の課題をヒアリングした上で、優先的に取り組むべき解決策を提案

→新卒から7年間コンサルティング営業に従事していた経験を活かし、貴社の課題を丁寧にうかがい、適切な解決策を提案できます。

<各種コンテンツの企画や添削>
新規コンテンツの企画や既存コンテンツの添削

→コンテンツサイト立ち上げから、既存コンテンツの大幅改訂まで経験しているため、1人ないし少人数でコンテンツ戦略を進める上でのリアルなアドバイスができます。

<ライティングスキルの育成>
ガイドラインの作成や、コンテンツのブラッシュアップに関するアドバイスなどを通じ、社内のライティングスキルを育成

→情報コミュニケーション学の修士号を所持&宣伝会議の編集・ライター養成講座の修了生。実務経験に加えて編集・ライティングやコミュニケーションに関する専門教育を受けているため、分かりやすく実践しやすいトレーニング内容を提供できます。


【これまでの実績】

▼マニュアル・FAQページ作成

Peatix Japan 株式会社|ヘルプ
→サイト全体の管理と記事執筆を担当
https://help.peatix.com

株式会社コドモン|ヘルプセンター
→機能別の操作マニュアルの改訂プロジェクトのサポート
https://help.codmon.com/facility

株式会社ベネッセコーポレーション|ミライシード「よくあるご質問」
→サイトの立ち上げおよび、全体の管理と記事執筆を担当
https://help-miraiseed.benesse.ne.jp/hc/ja


▼事例・インタビュー記事執筆

Peatix Japan 株式会社|活用事例
→カテゴリー内のほぼ全記事のインタビューおよび執筆を担当

株式会社ベネッセコーポレーション|ミライシード「活用・実践事例」
→初期の約100記事のインタビューおよび執筆を担当

株式会社mov |口コミコム「導入事例」

先生の学校

Mac Fan


▼オウンドメディア運営

Peatix Japan 株式会社|Peatix U

Peatix Japan 株式会社|note

株式会社ベネッセコーポレーション|ミライシードファンサイト


▼その他

株式会社新興出版社啓林館|情報配信サービス「エデュフル」
https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/sho/edeufuru
→サービス概要設計を担当


今後、自分のスキルや経験を広く活かせる機会が得られたら嬉しいです。

何かお力になれそうなことがございましたら、XのDMやお問い合わせフォームなどからお気軽にご連絡ください!

▼X
https://twitter.com/ay_nakatsuka

▼問い合わせフォーム
https://forms.gle/ewMCV5yXzBpANUj98


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