身体感覚を大切にすることで緊張をほぐす方法:足の裏を信じる
私は身体感覚と感情を大切にしている。
こちらのリフレクションでも書いた通り、割とすぐ緊張する体質である。
自分の実力よりよく見せたい思いが強いとも言うし、その場が良い場で合って欲しいという強めの思いも持ちやすいようだ。
心を落ち着けるためにまず身体の状態を確認するようにしているので、緊張だけでなく色々と気持ちが動くと、自分の身体の様子を確認する癖がある。緊張のときは、肩、首、二の腕などが固くなっている自覚はある。その部分に意識を向けると、一瞬緩む。が、すぐにまた固くなる=緊張する。
そんな話をある友人としていたら、その友人も身体感覚を大切にしている人なのだけど、「足の裏を信じる」という話をしてくれた。アスファルトの上を裸足で歩くワークをしているそうなのだが、想像するとかなりシュールなワークだが、そうやって身体感覚を研ぎ澄ますわけなのだ。当然、痛くて、最初は歩けない。だけど、ある時「足の裏を信じよう」と決めて、歩いたら、痛みが軽減されたという話である。え?と思うのだろうか。私は、非常によく分かる話だと思った。我慢する、というよりまず身体に委ねるイメージである。
この話を聞いて、私は足の裏を信じる、をさらに応用して、地球に接してる部分を信じることにした。立っていれば、靴を経由するが足の裏だし、座っていればお尻と足だし、寝ていれば背中とか体の側面とか頭とか足とか、とにかく重力があって地球に接している部分を、信じることにしたのだ。重力に対して接している面に力が入り、重力に対抗した反対側は姿勢を維持さえしていればそれほど力を入れている必要はない。それを意識すると、自然と反対側には力を抜くことができる。座って足を組んでいる時は、足と組んでいる足の下の足と上の足のそれぞれ下側、お尻、手も肘から先は机とPCに載せている。重力に対して姿勢を維持するために、この接点に力が入っていることを意識し、重力に委ねて接点を信じ、そこから重力の逆側の身体はできるだけ力を抜く。そうすると、緊張もほぐれる。
ずっと緊張体質に困っていたが、「足の裏を信じる」応用により、身体と気持ちを緩めることができ、そうすると思考も柔軟になって、新しい考え方も入ってきやすく、新しい気付きも生まれやすい。足の裏を信じる方法を教えてくれた友人に感謝している。