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原点。

皆さんにとって、「原点」と呼べる場所はどこですか?

家の付近にあるATMに行こうと、家の周辺を散策しながら自分にとっての「原点」とは何かを考えました。以前の記事にも書いた通り、僕は6歳の時に日本を離れ、本格的に帰ってきたのはもうすぐ23歳になる時でした。江戸川区で生まれた僕は、まだ記憶が無いうちに家族と板橋区へ引っ越し、6歳の時まで板橋区に住んでました。

駅前に行くときは必ず通っていた幼稚園と小学校を通るのですが、今でも子供の頃を鮮明に覚えています。お化け屋敷で怖くなって大泣きしながら先生に励ましてもらった教室の外、「おには外〜!」と言って豆を思いっきり投げた教室、昼ごはんの後にみんなでお昼寝した集会室。そして、その幼稚園の近くに小学校があるのですが、そこで一学期過ごしました。校門を通ると、今でも小さい頃の僕が朝顔に水をあげたり、観察日記をつけている姿を思い浮かべます。さらに、一年生の体育の授業で転んで、友達に「魔法の薬だよ!」と言って傷口に砂を入れられ、その跡は今でも残っている。スイミングスクールに行くと、当時仲良かった幼馴染とアイスを買っていた事。こんな感じで、次々と思い出が蘇ってきます。

やはり、僕にとっての原点は板橋区だった。記憶がある段階から板橋区で暮らし始め、16年の海外生活を中断し、また戻ってきた。最近は大学院の入試に向けて準備をしていますが、落ちた時のことも考えて就職活動も始めています。そこで、自己分析にあたって自分の過去をとことん掘り起こす必要があるのですが、その「人生の振り返り」を自分の「原点」に戻って行っている、これだけでとても意味があるなと思いました。

一人の大人として日本社会に帰ってきたのは2020年5月です。原点に帰り、最初に見つけたバイトがコンビニで、今住んでいるところから少し離れた所に住んでいました。そういう意味では、コンビニ、そして引越し前の家は、「大人として日本に住む」僕にとっての原点です。


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