コロンバスで2年以上飼ってた金魚の話
こんにちは。
今日はコロンバス市で2年以上飼っていた金魚の話をしようと思います。ちなみに、名前は「Manga(マンガ)」です。
1)出会い
2018年3月のある日、オハイオ州立大学図書館地域研究科・日本担当の司書のアシスタントとして、日本文化祭に出展するために、開催地点である現地の高校に行った時のことです。休憩時間に習字を書いたり、おみくじを引いたり、けん玉をしたりと満喫した後に弁当を食べ、その後に金魚すくいもしました。金魚すくいは自信がなかったので、紙が破れておしまいかと思いきや、一匹すくい上げることに成功したので、持って帰ることにしました。そして、イベント終了後、片付けをして帰ろうかと思ったら、余ってる金魚を無料でもらえると知り、せっかくだからあと4匹貰いました。
五匹の金魚を寮に持って帰る前に、教授に「金魚を飼うなら金魚鉢が必要だね!ペットショップに寄っていこうか?」と聞かれ、家に送ってもらうついでに、金魚鉢を一つ買いました。こうやって、想定外の収穫として、家に金魚が五匹増えました。
2)唯一の生き残り & 命名
五匹の金魚を家に迎えてから約二週間たたないうちに、四匹が病気や金魚鉢から飛び出すなどで亡くなってしまい、残り一匹になりました。イベント後に仕事に行き、その時に先生と雑談で金魚の事も話しました。そしたら、「名前もつけた?」と聞かれ、まだつけていないと答えたら、「マンガ関連のイベントで縁があって家に迎えたから、Mangaはどう?」と話、名前をMangaにしました。
3)先生の家にお世話になる
気づけばもう2018年5月。期末試験も全て終わり、夏休みを迎えました。夏休みは中国と日本のより、それから台湾で仕事・留学・観光をする計画だったので、約三ヶ月も家を留守にした場合、Mangaをどうしようと迷っていたところ、先生が「ならうちで預かるよ!」と快く引き受けてくれました。ちなみに、家に迎え入れたときのMangaはまだ全長4cmぐらいで、色も銀色よりの、あまり目立たない金魚でした。しかし、三ヶ月の夏休みが終わり、アメリカの家の戻った時の事。Mangaをとりに先生の家に行った時、本当に自分の金魚なの?と目を疑うぐらい、Mangaも大きく成長して、体も色もシルバーから優雅、ゴージャスで魅惑的なオレンジになりました。
何度も目を疑ったのですが、先生曰く、「張り切って1日に三回も餌をあげちゃったら、すくすく育ってしまったよ、hahahaha!」らしいです。意外さと嬉しさで複雑な気分です。また、先生の二人の息子さんたちも熱心的に世話をしてくれていたようで、僕に「見てみてー!こんなにデカくなったYo!」と教えてくれたり、先生達も自分の金魚と亀を買うようになりました。金魚がきっかけで、先生とは家族ぐるみの付き合いも増え、毎学期の始まりと終わりにMangaを送り迎えする際に、先生一族が豪華な料理を出してくれたり、食後にケーキとコーヒをご馳走してくれた上に、みんなでボードゲームも楽しみました。
その後も、毎回長期休みになると、先生はいつも自らMangaを預かってくれて、毎回先生の家から連れて帰ると、また一回り大きくなってました。幸せ太りってこういう事なんだなー。
4)卒業、先生一家が里親になる
今年5月にコロンバスを離れましたが、少し前から「君が卒業したら、正式にMangaを引き取るから、心配するな!」と言っていたので、僕がアメリカを離れる二日前に、約束通りMangaを取りに来てくれました。(当時は必要以外の外出禁止令も出ており、パーテイも自粛ムードなので、晩餐会はなし)2年以上飼っていたMangaとのお別れは少し寂しいですけど、今でもどんどん先生の家で大事に飼われ、幸せ太りをしているところを考えると、心の底から温もりを感じます。
またいつか、コロンバスを訪れた時に会えるのを信じて。
最後に、一眼で撮ったMangaの写真を数枚載せます。
それでは。