ごまんといる
彼はミスターセンクスにこう言い放った
お前のような中途半端な男は
世の中にごまんといると。
ごまんといる?
そんなことを言うなら
ミスターセンクスを五万人連れてこいと。
世界が狂うぞと。
そんなことはどうでもいいし
ごまんといると言われたことはないが
「ごまんといる」と言う言葉
なんだかゾクゾクするのである。
ごまんといると言う言葉の意味は
五万人いると言う意味ではなく
たくさんいるという意味だと言うことだ。
ごまん語源のお話をすると次の2説あるらしい。
①江戸時代に使われた近世語の「まんと」
②「きょまん(巨万)」の読みが変わったもの
どちらも「とても多い」という意味であるので
ごまん・まんと・きょまんについては
同じ意味だと言うことである。
ごまんおまん
おまんと
きょまんのおまん
きょまんの富よりもきょまんのおまんの方がよかろう。
しかしきょまんのおまんを手に入れるには
きょまんとは言わないが富が必要であろう。
富とは金だけではない。
オマンリッチな男になるために
ごまんの努力は欠かせないのである。
おまんと努力した暁に手に入るものこそが
きょまんまんである。
きょまんまんのために今日もセンクスは
おまんと努力するのである。
今日もおまんおまん言えてきょまん昇天である。
ミスターセンクスはごまんぞくだ。