MTガールと意気投合

いつもより朝ランしてしまったおかげで
いつもより汗だくに苦戦し
センクスハウスを出る時間が遅くなってしまった
これは大変だということで
そのまま会社に行こうとするのが普通の人だが
ミスターセンクスはスタバを諦めたりしない

しかしながら時間がない
アバ子はぶっ飛ぶ速さだが
前の軽トラを振り切ることはできないだろう
なぜなら中央線はずっとオレンジだ
いかれたオレンジみたいな曲があったと思うが
めくれたオレンジだなと思い返す

そんな急ぎの時に便利なのがDT
童貞である
いやドライブスルーである

滑り込みDTしたセンクス
石川さん今日はナニにしますか？
お主はなぜワタシだとわかったんだ
ここはドライブスルーぞ！

ドライブスルーにはカメラがついていて
店員さんからは見えているのだ！
いや甘い！
アバ子は左ハンドルだから
そのカメラからは無人の助手席しか映らん！

ナニかしらでバレるのだと思うが
DTの相手をしてくれた
つまり筆おろししてくれた
受け渡しの若い女性
センクスレーダーによれば
20代前半の女性
あまり見たことないので新人さんか？
いやだとしたらなぜワタシの名前を知っているのだ

車お好きなんですか？と聞かれ
え
あ
ま
まぁ
挙動不審おじさんセンクスは答える

ワタシもマニュアル乗ってるんです
ニコっ

嘘でしょ？と2回聞いたのだが
どうやらマジ出島だということで
センクスはむふふとしたのである

こんなにピチピチ女子とMT談義ができるなんて
夢にも思わず
夢に出てきたとしたらずっと起きたくないほどの
むふふである
眠りからは覚醒せずとも
ミスターセンクスティックは覚醒する

そう思いながらニコニコMTガールとしばし交流し
会社へ急ぐミスターセンクスは
そのシフトレバーとを
固く固く握っていたのである

スティック違いもいい加減にしてよね！