ラディカルロス
第11回販促コンペの1次審査結果が発表された。
私も1案提出していたのだが、今回は1次審査さえも通らない燦々たる結果だった。
販促コンペに参加するのはこれで3回目だ。
初回は全然ダメ。
前回は1次審査をパスし、JALさんから協賛企業賞まで頂いた。
その中で挑んだ今回のコンぺ。
前回の企画書よりも自信があった分、まだ悔しさが残っている。
毎年約4000作品の応募があり、受賞者となるのは約40人。
選ばれるには圧倒的なインパクトが必要になってくる。
昨年の企画よりもラディカルさが圧倒的に足りなかったと思う。
ラディカルとは破壊的であり、根本的であると言うことである。
なぜそう思ったのか。
圧倒的なインパクトを出すためにはまず、
与えられた課題を誰も考えられないような切り口で見ることだ。
そういった点では今回の視点も悪くなかったと思う。
今回の切り口は、課題を斜めに見ているような視座であったが、
前回の切り口は、地球の裏側から課題を見ているような、
何じゃこりゃみたいな視座であった。
なぜ気付いたのか。
毎回応募する前に、何人かに企画書を見せるのだが、
今回の企画が一番肯定的な意見が多かった。
それがセンクス氏の自信に繋がっていたと今は思う。
今回:「これは面白い!絶対いけますよ!!」
前回:「う、うん。い、いいんじゃないですか?」
面白い!とシンプルに理解できる企画は、全然ラディカルではないのだ。
つまり見た人の中に既知感があり、安心できるから、面白いとなる。
本当にラディカルな視点というものは、その時点では誰の評価も得られない。
その視点自体が想像もできないものであるからだ。
瞬間的に面白い!となるのではなく、
じんわりと面白みが伝わってくるようなイメージだ。
みんなが面白いと言ってくれる企画は普通なのだ。
みんなが意味わかんねーけどすげーとなる企画こそがラディカルである。
ビジネス上のコンペなどで言えば、前者として作成することが望まれる。
4000作品から勝ち抜くためにはそもそものインパクトが必要であり、
センクス氏が得意としているものはラディカルさであった。
今回の企画はまさにラディカルロスであり、普通の企画だった。
異様な感じも、変態性も消えてしまった。
ちょっと賞をもらってしまったために、チャレンジジャー精神を忘れ、
わかったつもりで守りに入ってしまったのだ。
全然ジャイキリではなかった自分を一旦担々麺に沈めてやりたい。
センクスラディカルメソッドはこの通り、まだ体系化されていない。
体系化された際には、またチャレンジャーとして販促コンペに挑戦しよう。
審査員全員が顎関節症になるくらいあんぐりする案を作ろうと思う。
常にラディカルな目線で人生を生き抜くことが必要だ。
それがセンクスロードなのだと改めて痛感した。