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学校教育への関わり方はいろいろあります【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】

私が開講するキャリア教育コーディネーター養成講座では、
学校教育への関わり方はいろいろあること、
できれば、ご自身の得意を活かして
ワクワクする方法で関わってほしいことを
繰り返しお伝えしてきています。

その中でも、学校教育への関わり方については、
以下の2軸でご紹介しています。

(1)子どもたちと直接関わりたいのか、
    または、しくみづくりで関わりたいのか
(2)地域密着型で活動したいのか、または、
    地域は関係なく専門性を持って関わりたいのか


上記の図にもあるように、
「子どもたちと直接関わる」中で
専門性や知識を活かす場合は
社会人先生・ゲスト講師という関わり方があります。
職業や経験を活かして授業のお手伝いをする活動です。
こちらの内容はそのテーマに応じて様々です。
学校教育に関わりたいという場合、
この「ゲスト講師」をイメージされる方が
多いのではないでしょうか。

専門性ではなく学校・地域に密着している場合は
さまざまな形での学校支援ボランティアという
関わり方もあります。
コロナ禍においては学校外人材が関わる機会が
むずかしい側面もありましたが、
例えば登下校の見守りや図書館の管理支援など、
学校を支える活動は、本当にいろいろあります。

一方、「しくみづくり」であれば
主には〇〇コーディネーターということになりますが、
専門性をもった活動の場合は、
特定のテーマを持ったコーディネーター、
学校と専門的な教育資源をつなぐ存在となります。
キャリア教育コーディネーターもそのひとつです。
ボランティアで活動している方もいらっしゃいますが、
教育NPOや教育系の企業に所属している場合や、
フリーランスの方もいらっしゃると思います。
ICT支援員のような関わり方も
こちらの分類できるのではないかと思います。
旅行・留学などのサービス提供も
こちらの関わり方に近いのではなかと考えています。

学校・地域に密着している場合は
学校コーディネーターや地域コーディネーターと呼ばれ、
特定の学校を起点として活動し、
学校と地域をつなぐコーディネーターということになります。
こちらはボランティアベースの活動になることが
多いのではないかと思います。

このように4つの関わり方をご紹介しましたが、
この4つ、どれが良いとか、どれがすごいとかいう
序列は全くありません。

大事なのは、
 自分はどんな関わり方ができたらワクワクするのか、
 自分の得意・好きのどんな部分を活用したいのか、
ということです。
私は、できれば、たくさんの大人に、
楽しく関わって欲しいと思っています。
そのために、自分がなにに楽しいと思うのか、
なにができるかと向き合うことが実は大切。

キャリア教育について学んだり、
キャリア教育コーディネーターについて学ぶことも、
この入り口やきっかけのひとつなんじゃないかと思っています。
私がキャリア教育コーディネーター養成でめざすこととの一つは、
学校に関わる人、学校の良き理解者を増やすこと、です。

たくさんの大人が、ワクワクしながら
いろいろな方向から学校に関わることができたら、
先生たちも子どもたちも楽しくなるんじゃないか、と。
そんなことをめざしています。
学校に関わる・応援する仲間、大歓迎!です。

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松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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