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GW谷間に有休で甲府行き:信玄ミュージアムと山梨県立文学館

この日は朝から甲府市内を観光です。逆方向なのですが山梨県立文学館と信玄ミュージアムに行きました。

残念ながらこの日は朝から雨が降り始めてだんだん強くなるという予報。早めに宿を出て甲府に向かいます。スタバでチャイを飲みながら作戦を立てて行き先は二つに絞ります。双方バスで逆方向に行かねばならないので、時間には気をつけたいところです。
まずは山梨県立文学館へ。バスで15分ほどです。芸術の森という公園内にあるのですが美術館とともに立派な建物。

開館直後ということもあり他にお客さんはいなかったのですが、職員さんはたくさんいて建物とともにお金かかかっていそう。常設展の観覧料は330円なのですが、前日に山梨県内で泊ったと言っただけで260円になりました。立派な館報も無料配布でなんだか申し訳ない。
常設展はおもに山梨県ゆかりの作家に関するものです。樋口一葉や太宰治などおおよそ関係あったかな?と思う作家が多く取り上げられていますが、前者は両親が塩山出身、後者は新婚生活を8ヶ月甲府で過ごしたのだそう。古事記のヤマトタケルの問答歌や古今和歌集など古代の甲斐国に関する和歌の展示が特徴的で面白かったですね。山梨の大月出身の山本周五郎の扱いが小さかったのは残念。贔屓の作家のことをもっと知りたいという個人的な事情ではありますが…
バスの時間が気になってゆっくりできず、いそいそとバス停に向かい甲府駅に戻ります。ここからは逆方向の武田神社へ。若い人がたくさんバスに乗っていたのでどうしたかと思ったのですが、途中に山梨大学がありました。そういえば学生時代に来た覚えがあります。

武田神社は信玄はじめ武田氏の本拠地であった躑躅ヶ崎館の跡地にあります。掘はあるもののお城という感じではなく、戦国武将の館としては守りが薄いような気がします。攻められることを想定していなかったのでしょうか?
参拝したあとは信玄ミュージアム(甲府市武田氏館跡歴史館)へ。新しくてキレイな施設ですが、こちらも比較的簡単なもので、米沢市上杉博物館あたりと比べるとずっと質素。展示はもちろん、信虎、信玄、勝頼の武田氏三代の史料がメインです。概ね勉強済みではありましたが、追放されたあとの信虎についてが興味深かったです。信玄よりもだいぶ長生きで勝頼とも面会していたとは知りませんでした。

無料展示のエリアだけでも充分かと思いましたが、折角なので特別展示室へ。JAFの会員証をみせたら240円でした。撮影禁止なので画像はありませんでしたが、面白かったのが埋葬された馬の骨。体高120cm程度でポニーくらいの馬だそう。テレビの時代劇だと役者は立派なサラブレッドに乗っていますが、最強武田騎馬軍団の馬もその程度の馬だったそうです。とはいえ、大河ドラマとかで役者がポニーに乗ってたら様にならなですよねぇ。バスは30分に一本あるので時間を気にせず疲れていたので映像コーナーをゆっくり楽しめました。

その後甲府に戻ると昼くらい。駅ビルにある富士吉田のうどんの名店「麺’ズ 冨士山」で天ぷらつけうどんを頂きました。コシの強い固めの麺が美味しかったです。
他にも行きたいところはありましたが、雨も降っているし東京に戻ろうと思います。このところお出かけしすぎなので、特急は自重してバスか鈍行で検討。駅に戻るといい時間に高尾行きがあるので鈍行を選択しました。案外に高速バスとは時間は大きく変わらず値段はちょっと安いくらい。空いていたしつらいことはなかったですが、高尾から先は混んできてちょっとしんどかったかも。

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