「アマゾンをつくったジェフ・ベゾス」から学ぶ挑戦と闘魂
Suno で歌にしてもらいました。読むのが面倒な方は、ぜひ歌をお楽しみください。
1. 書籍情報
書籍名: アマゾンをつくったジェフ・ベゾス
著者名: ジェニファー・ランドー
出版社: 岩崎書店
発行年: 2013年2月28日
2. 読書のきっかけ
図書館でこの本を見つけたのがきっかけです。特にこども向け書籍コーナーに興味深い本が多く並んでおり、「孔子先生が教えるこども論語」と一緒に借りてみました。このシリーズには他にもFacebookやGoogle、AppleといったIT企業の創設者たちの物語があり、次回は別の本も手に取ってみようと思います。
3. 本の概要
本書は、ジェフ・ベゾスの幼少期からAmazonの創業、そしてKindleやAWS、さらには宇宙事業に至るまでの物語を描いています。本が刊行された2010年代前半までの話です。彼の挑戦の軌跡が、こどもでも分かりやすい形で語られており、彼の持つビジョンと情熱が伝わる一冊です。
4. 印象に残った点
ジェフ・ベゾスがガンのように大きな声で笑う様子や、少年時代に宇宙飛行士を夢見たことから、ブルーオリジンという宇宙企業を立ち上げたエピソードが心に残りました。
また、「孔子先生が教えるこども論語」にあった「性、相近し。習い、相遠し。」という言葉は、彼の人生そのものだと思いました。生まれながらの違いではなく、日々の努力や習慣が彼を形作ったと感じます。それは大谷翔平選手にも言えるし、藤井聡太先生にもいえます。彼らの場合は、すべてを野球に、すべてを将棋に。
さらに「なか見!検索」機能の導入におけるチャレンジ精神も印象的でした。当初、出版社からの反発を受けたこの機能は、結果的に書籍の売上を伸ばし、新しい価値を創出しました。良いものは売れ、悪いものは売れないという自然の摂理が技術の進歩により短いスパンで行われるようになっただけのことだったわけです。もう一つ指摘すべき点は、「地球上で最も顧客中心主義の会社」を掲げているからこそでてくるアイデアであり、この姿勢には私が敬愛する猪木さん流に言うと「闘魂」と「挑戦」の精神が息づいています。
「一貫したものごとのとらえ方とチャレンジ精神が培われていったようだった。成功した起業家は、このふたつの特徴を皆もっている。」という一節がありました。アントニオ猪木さんで言うと、「闘魂」であり、「挑戦」と通じます。
5. 感想
成功の裏側には、子ども時代からの積み重ねと、探究心やワクワク感があるのだと感じました。ジェフ・ベゾスの物語を読むことで、自分自身が本当に楽しめること、打ち込めることは何かを改めて考えさせられました。私にとっては文章を書くことであり、「闘魂」という言葉をインターネットの大地に刻みこむことがその一つかもしれません。
「闘魂」とは、己に打ち克つこと、そして闘いを通じて己の魂を磨いていくことだと思います。(アントニオ猪木)
6. 行動への影響
この本を通じて、一瞬一瞬を大切に生きることの大切さを再確認しました。今日を全力で生き抜く、徹底的に楽しむことで、未来の自分を創ることができると信じています。
7. おすすめ度
こどもたちには、夢や挑戦することの大切さを伝える一冊としてぜひ読んでほしいです。また、夢を忘れた大人にも、ジェフ・ベゾスの挑戦の軌跡を通じて、再び情熱を取り戻すきっかけとしておすすめします。
8. この本を読んで思い出した名言
光陰矢の如し
少年老い易く学成り難し
もう私は50歳に近いので遅すぎるとも言える。しかし、It is never too late – never too late to start over, never too late to be happy. (Jane Fonda)という言葉もある。
あきらめたらそこで試合終了ですよ(安西先生)
人は歩みを止めたときに、そして挑戦をあきらめたときに年老いていくのだと思います(アントニオ猪木)
Youth is not a time of life; it is a state of mind (Samuel Ullman)
「すばらしいあした」は今日という日をきれいごとだけ・・・ おていさいだけでととのえてすごしていては永久にやってこないわ 血にまみれて、あせやどろまみれ、きずだらけになって・・・ しかも他人には変人あつかいをされるきょうという日があってこそ・・・ あしたは・・・ ほ・・・ほんとうのあしたは・・・!(白木葉子)