体温と想像力
ハル(@harumizuki423)です。
昨日の記事でも紹介した、西田梓さんが講師となって講義をおこなわれている「視覚障害者の買い物の疑似体験講座」の動画がもう少しで100回再生になろうとしています。
特にうれしかったリアクションが、うみぼうずさん(@umibohze)のこの引用リツイート。
記事に共感してもらえていることだけでなく、全編字幕を入れていることにコメントしていただけてうれしかったです。イヤホン不要、マナーモードで電車でも見られます。聴覚障害の方をはじめ、いろんな人に見ていただけると最高です。
あずささんが、昨夜に「買い物疑似体験に込めた思い」(Mothers'Cafe ブログ)という記事を投稿されました。
【ブログより引用】小学校などで福祉体験教室というのがあります。
「車いすに乗って高齢者の方の気持ちを考えよう」
「アイマスクをして目が見えない人の気持ちを考えよう」
というもの。これ自体は悪いものではなく、すてきな取り組みだと思っています。ただ、こと視覚障害について個人的に思うのは「このやり方はよくない」ということです。
見える人が突然アイマスクをして歩いたときに感じる気持ちは、そのほとんどが「怖さ」だと思います。そして、次の気持ちとしては「目が見えないのに歩けてすごい」という気持ちではないでしょうか?
そして、小学生からよくもらう感想としては「自分は目が見えることに感謝しました」というものです。全くその通りだと思います。
だって毎日の生活は「目が見えるのが当たり前」なのだから。
私は「目が見えないことが当たり前」です。そこで、ワークショップのご依頼を受けたときに「アイマスク体験をやってもらえませんか?」
と提案があると、いつもこの話をしています。このやり方では「見えない人のことを考える」という趣旨にあったものはできないと思います。
だったらどうするか。「見えなくてもこんな風に工夫すればできるよ」
というのを実際体験してもらうこと、それがいいと思い、これまで活動してきました。
大切なのは「見えない怖さ」を知ることじゃなく、相手の立場や気持ちを考えられるようになること
これからAI・ロボットがぼくたちの日常生活の中で活躍してくれますが、人間に残る武器は「想像力」や「体温」。「想像力」はあやふやなものですが、双方向コミュニケーションをとる上で極めて重要なものです。
なぜそう思うのかは、最近のエピソードを絡めながら
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