雑日記:『読みたい瞬間が出会う日』
衝動的に綿矢りささんの作品が読みたくなって、本屋でまだ手に取ってない一冊を買い、先ほど読み終えた。この本が読みたい、ではなく、特定の作家が書いた言葉を今すぐ摂取したいと思ったのは珍しい。先日買った読みやすい感じのミステリー小説が全然読み進められないフラストレーションもあったのだろうか。
綿矢りささんの本は、言葉が脳ですぐ音になる。声に出すように読み進められる。見た言葉を音で聞いて景色を浮かべたりリズムに乗っていく自分の読書スタイルに合っているのだ。お洒落な比喩表現、言い回し