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日付のない即興の詩

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趣味で書いた詩のまとめ。
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2020年10月の記事一覧

詩:『うつくしい禊』

詩:『うつくしい禊』

さめざめと泣いた夢の午後

ありもしない光景 ありもしない時間

思い出したものは掴めない絵画

混濁の中で飲むミルクティー

すこしだけほっとしたわ

なあんにも気にしないでね

あたしがしたためた葉書

箪笥の奥に閉まっておくから

『春の惑星 -R.I.P-』

『春の惑星 -R.I.P-』

この星で きみと迎える春 の記憶 の記録

お母さんから生まれたときって、こんな感じだったのかもしれない。
出口のわからない暗闇、どこに向かっていいかもわからない暗闇。闇。
それってたぶん、きみも同じだったよね。
わたしたち最初から、同じとこにいたんだよね。そう考えると不思議だね。

暗闇から抜け出した先、別々の場所で光を浴びて、またこうして一緒になった。
今、この星に生きる人はだいたい77億らし

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