一年前の土曜日と、今日の想い
※注:今回は通常の記事とスタンスが異なりますので、あらかじめご了承ください
それと、かなりの長文です
その訃報は、事故翌日の昼間のことだった
私は「洗濯物を畳みつつ吉本新喜劇でも見よう」と思い、サブのテレビがある部屋にいた
そしてTwitterを見ていたところ、宮崎県のローカルニュースの記事がなぜか野球ファンに拡散されていた
どういうことかと思いリンクを踏んだら、元プロ野球選手と同姓同名かつ同年齢の人が交通事故で亡くなったというニュースだった
ローカルニュースの時点で犠牲者の名前や年齢、さらには住所も含めて「もしかして元プロ野球選手のあの人かも?」と疑っていた
しかし、それから数時間後には「元プロ野球選手が交通事故で亡くなった」というニュースが正式に出てしまった
NPBのオールスターに兄弟で出て、その後KBOやCPBLにも行った選手が、最期は「都城に住む介護職の55歳男性」として旅立ってしまうなんて思わなかった
住所や弟の投稿からして、お兄様が高齢の父親と同居していたのは明らかだったが、おそらく介護もあるのだろうな…と考えると悲しくなった
あのニュースの後にYouTubeで兄弟リレーの動画を見ていたら、彼の両親が映っていた
そして、ふと思ったことがあった
「お兄様って母親似だな…」
小動物のようなやさしさを感じつつ、意志の強さも感じるその瞳で、親子であることを確信した
一方で弟のクールな瞳とはっきりした顔立ちは父親似だったので、兄弟同士では似てなくても親のDNAをそれぞれ継いでいるんだな…と感じた動画だった
そして、翌日には続報も出た
あるスポーツ新聞では一面になり、一般紙や週刊誌でも取り上げられていた
事故の経緯を見ると「一時停止をしなかった車により、彼のいた運転席の側面に衝突し畑に吹っ飛ばされてしまった」とのことで、ほとんどの記事が「彼は悪くない、相手が悪い」というスタンスであった
その後、お兄様の葬儀があったというニュースを見たら、喪主である父親が高齢ということもあり大変そうだった
弟も「父親のことだと思って覚悟していたけど、まさか兄貴だったとは…」と急な訃報にショックを隠しきれていないようで、見ているだけでも辛かった
ただ、出棺の時に「行くぞ!」と言ったように、本当はお兄様を尊敬するほど大好きだったんだろうなぁ…
一連のニュースが落ち着いたあと、私はネットで「グリーフケア」について検索していた
「SNS以外で直接関わることは難しいかもしれないけど、自分で何かできることはないだろうか?」
悩みに悩んだ末、私はオリックスのビジターユニフォームを買うことに決めたものの、遅くとも鎌スタでの二軍戦(7月末)で着たい私は5月中旬に注文して間に合うのか!?
結論、割と余裕で間に合った
なおコロナ療養中の到着だった模様
鎌スタでは2日目にブルペン越しではあるものの、ユニフォームを着ていたことで反応を貰えてびっくりしてしまった
それからというもの、近そうで遠い不思議な感覚がシーズン閉幕まで続いた
そしてフェニックスリーグが終わる頃、オリックス退団の記事が出た
この時点ではその後の去就が正式発表されていないため、インスタではオブラートに包みながら投稿したら…
こんなことになった↓
この記事はベイスターズの投手コーチ就任が発表された時点のものだったが、その後は秋季キャンプで横須賀のDOCKに行ったり、トークイベントに行ったり、ベイスターズのファンクラブに入ったりと着実に沼にハマってしまった
だが、タオルはともかくビジターユニフォームが3月末まで届かないため観戦予定がまだ立てられない…
さて、ここで本題に戻すが、今日はお兄様の一周忌だった
SNSに投稿された内容を見ても思うことは同じで、兄弟リレーや「1年経つのは早い」など、それぞれの想いを綴ったコメントばかりだった
私の想いは
どうかお兄様の分も人生を楽しみ、そして長生きしてほしい
この1年間、交通事故の遺族になったことで悲しみや苦しみ、つらさを感じたかもしれない
それでも悲しみを隠し前を向いて生きている姿を見ていると、私もまだまだだな…と思うし、頑張らないといけないようにも感じる
今年は何回会えるのか数えたくないけど数えたい
どこに行こうかも悩むけど、新潟には行きたい
静岡の交流戦も1日ぐらいは行けたら…と思う
では、長くなりましたが今回はこの辺で。
またいつか!
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