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awakia
2018年4月28日 00:21
誰しもの記憶のなかには、まだ幼かった頃の自分がいて、あらゆるものに触れ、見たもの、聴いた音が、その先の自分の世界を形作っていったことを知っている。大切な思い出。その数々。成長して大人になるにつれて彼方へと亡くしていくそんな記憶を、この映画はゆっくりと思い出させてくれる。学校への行く道を外れ、父の働く水産市場へと向かうこの少年の冒険譚からは、今の時代を生きる私たちは多くのことを学び直すだろう。す