【地方に関心のある人】必見の一冊
東京生まれ東京育ちの私が脱サラしてから、淡路島に移住して3年、淡路島のこれまでの歩みが書籍化されることになりました!
ホームレス状態の底辺からの淡路島での冒険
大学卒業後、東京の人材教育会社に入社したものの、起業という選択肢に憧れを持ち、無計画で脱サラをしました。
そして、どうせなら「行ったことも知り合いもいない場所での挑戦」がしたいと思い何も知らなかった淡路島に渡ります。
本書では2019年に知り合い、お金、仕事、家全てない状態で始まった淡路島での冒険を書いています。生きるために釣りをしたり自販機でジュースも買えないなんてことも、、、
それでも日々の淡路島の文化や初めての体験が楽しくて充実したスタートを切りました!出会った人に泊めてもらう生活の中で愛着が芽生え、地方創生に興味を持ちました。
現在は、地元の同級生二人も移住し一緒に事業を行っています。
アウトドア施設や映像PR業を3人で行っています。私自身は南あわじ市定住促進協議会の理事や立ち上げたNPO法人の代表も行っていて、行政と地方創生に取り組んでいます。
他にも10人もの関東の知り合い周りが淡路島に移住し生活しています。そうした姿を見ると、「地方×若者×挑戦」という価値観の価値が浮かび上がってきました。知らないだけで、信頼できる人がいれば飛び込んで来れる人がいる。そして、その数が増えればより多くの移住者が生まれ安くなるのではないかと思い立ちました。
「3方よし」の若者の地方留学
地方で若者が挑戦することには大きなメリットがあります。そしてここで「留学」という言葉を使っているのは、「一生と考えると地方への移住は重い」からです。私自身一生なんて考えずに淡路島に渡りましたし、まずは来てみないと何も始まらないのです。
移住者のメリット
淡路島は挑戦に適しています。私は移住から2ヶ月でBARをオープンしました。事業とは関係ないところで200万円近い借金があったのにも関わらず。
東京で考えるとありえない状況です。地方にはお金では測れない大切なものがあるのです。そしてそれは、何者でもない若者にとって大きな追い風です。
南あわじ市は20年間で1万人近い人口が減り、高齢化率は35%を超えています。20代の移住者なだけでチャンスなのです。人間関係が築ければその輪は大きく広がり、思わぬチャンスが舞い込んできます。
そして、淡路島で実績を作ると都会に戻った時に自分の市場価値の変化に気がつきます。面白がられ、都会での繋がりも出てきます。私は神戸の企業さんと仕事をし、そこからも収入をいただけるようになりました。
他にも故郷のような居心地の良さと大切な人が増えます。人間関係は暖かくお裾分けや固定費の安さもあり貯蓄に回すお金が増えていきます。
地域住民メリット
初めは知らない人を警戒するものの、仲良くなると大切にしてくれます。子供や孫が都会に出ているケースも多いため本当の家族のように接してくれる人が多いです。
他にも、地元の子供に都会の仕事や様子を伝えるだけで、人生の幅を広げてあげられます。同年代が少ない中で、移住者の友達ができることは地元の人にとっても多くの刺激を得られる貴重な機会です。
「身近な同年代で彰吾くん(私)のように頑張っている人がいるって知れてよかった。」と友人に言ってもらうこともしばしばで、新しい化学反応が起きるチャンスです。
社会のメリット
言わずもがな、人口減少、空き家、さまざまな問題を地方は抱えています。そこに移住者、しかもバリバリ動ける若者が移住してくることはそれだけで大きなメリットです。
移住者は新たな移住者を呼び込みたいと意欲的な人も多いです。自分の経験で良いと感じたものを広げてくれる人は貴重な存在です。日本という国単位で見ても、お金をばら撒かずに地方に人が流れる事は大きな意味を持っています。
終わりに
前職の代表が、「価値観を伝えたいなら話すか書くか」と言われていたのを思い出します。
「地方×若者×挑戦」が広げる挑戦をしていきます。
講演や執筆、SNSを通じてワクワクする選択肢としての地方を発信していきます。
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