画像生成AIとファンタジー小説①:Dream使い方総論
「WOMBO Dream」という画像生成AIと、ファンタジー小説の相性について考えてみました。
この記事を読めば、画像生成AI「WOMBO Dream」の使い方と、どんな感じの絵を描いてくれるのか、というイメージがつかめます。
画像生成AI WOMBO Dream
画像生成AIとは、文字から画像を作ってくれるAIソフトウェアです。私のように、文章は好きだけれど、絵心が全くない人間にとっては素晴らしいツールです。
WOMBO Dreamは、数ある画像生成AIの中でも、スマホで気軽にインストールして無料でも使え、それでいて完成度の高い絵を描いてくれるアプリです。
Note創作大賞2023に、「サントエルマの森の魔法使い」という短編ファンタジー小説を応募しましたが、そこの挿絵はDreamで作成しています。
WOMBO Dreamの使い方
アプリをインストールしたら、使い方は簡単・・・!
たったの3ステップです。
1.まず画像サイズを選びます。
2.描いてほしい絵を文字入力します。
3.テンプレートを選びます。
これで、すぐにハイクオリティの絵を描いてくれます。無料版だと広告がかなり鬱陶しいですが、それでもこのハイクオリティを体験するには十分だと思います!
実際に作例をみていきましょう。
「サントエルマの森」×画像生成AI
まず、AIにとっては何の意味もないはずのファンタジー小説の設定上の森、「サントエルマの森」を描いてもらいます。
これで、テンプレートを選ぶだけ。
Realistic v2というテンプレートを使うと、こんな絵になりました。
どうでしょう?亜熱帯の公園的な絵が描かれました。
つづいて、Nightly v2というテンプレートを使うと、このようになりました。
北欧っぽいイメージの森ですね。
Steampunk v2というテンプレートを使うと、このようになりました。
おお??うぅん???
「サントエルマの森の魔法使い」ので使ったラザラ・ポーリンの挿絵にどことなく似た画像が生成された?
まさか、はやくもNote記事から学習しているのでしょうか??
4バージョン目、Ink v2というテンプレートを使うと、このようになりました。
墨絵のようになり、抽象化された絵になりましたね。これならば、作中でも使えそうです。
実際には、画像生成のためのワードを追加して、イメージに近い絵を生成してもらうよう頑張る作業が必要になります。
「光と影の地平線」×画像生成AI
つづいて、作中に登場する「光と影の地平線」という超・抽象ワードでどんな絵が生成されるか、実験してみました。
どうでしょう?
個人的にはわりと好きかも・・・
荒漠とした様子がよく再現されているのではないでしょうか?
このテンプレートはメカニックな感じの絵を生成するようです。
抽象画としてかなり完成度が高いのではないでしょうか?
たった1ワード、「光と影の地平線」を入れるだけで、こんなに想像力をかきたてる絵を生成してくれます。
抽象ワードで抽象画を書かせる方が、AIアートには向いているのかもしれませんね。
実際に作品中に使用した画像につきましては、ぜひ作品をごらんください!