画像生成AIとファンタジー小説②:人物描写のできること・できないこと
画像生成AI WOMBO Dreamに関する記事です。
前回は、画像生成AIとファンタジー小説との相性に関する総論をまとめました。今回は、人物描写に関してできること・できないことに関して思ったことをまとめます。
高品質の人物画像を生成してくれるが・・・案外イメージ通りにいかない
絵心のない私には到底描けないような人物の画像を、わずか数秒で生成してくれる画像生成AIですが、使ってみると気づく難点があります・・・
なかなかイメージ通りにいかない!
くじ引きを当てるが如く、イメージ通りの絵を生成してくれるまで、ひたすら「ワードを追加する」&「画像生成」の繰り返しです。
しかも、仮に同じワードであったとしても、AIは毎回異なる人物像を描きます。これが良い点でもあり、悪い点でもあります。
イメージ通りの80%ぐらいに近づいてきたな~と思ったら、次は全然違う人物を生成したり・・・これが、意外とストレス。
このあたりが、まだまだ現状でのAIの限界なのかもしれません。
そんなストレスを繰り返し生み出されたのがこれらの画像です。
サントエルマの森の魔法使い~烈火の魔女編~の挿絵で使用しています。
既存の画像の微調整はやりやすい
一方、既存の画像を微調整することはやりやすいです。
例えば、一個上の画像をもとに、少し表情を変えてみたりすることもできます。
④のSelect imageで、元にしたい画像を読み込み、あとは前記事の①~③と同じ手順で画像を生成させると、こんな感じに少し変化させることができます。
ただ、たまに変なことになります。
頭から鳥が生えています。楽しげでいいんですが・・・このあたりは現行のAIの限界でしょうか?
ただし、「この人物が走っているところ」というような構図をガラッと変えるような指示は全然通りません。あくまで、元画像の構図をベースに、微調整するぐらいが精一杯なのです。
なので、特にキャラものでは、人間のイランストレーターの力もまだまだ必要なのではないでしょうか。ということで、挿絵書いてくださるイラストレーターの方も絶賛大募集いたしております(笑)
その他、人物画像サンプル
その他、試行錯誤の過程で現れた人物画像を、サンプルとしていくつか掲載しておきます。いずれも良い雰囲気がありますが、本編中で採用になることはありません。
画像生成AI Dreamの人物描写に関する実力は、いまのところこんな感じです。