【QUEEN和訳】Deacury1/3「One Year Of Love」~アルバム「A Kind Of Magic(一種の魔法)」からディーキュリー3連作を解説【大人の恋】
ディ―コンの持ち味であるド直球のラブソングを、フレディが全身全霊を込めて歌う。
ディーキュリー好きにはたまらない、なんとも贅沢な作品だ。
3連の曲(ディーキュリー作品)
ディ―コン作のこの曲は、映画のために彼が担当したが、
おそらくフレディーをして「ジョンの曲は好きだ」と言わしめたような、温かいラブソング。
ディ―コンとは一緒に、「地獄へ道連れ」1980のようなディスコ・ファンク系のイメチェン・ソングも作れば、デビッド・ボウイに捧げた共作「クール・キャット」1982のようなファルセットのファンキーな曲も作り、
アルバムでこの曲に続くファルセットの曲(「喜びへの道」)はタムラ・モータウン系にしたという。
この次の曲というのは、おそらく、この曲の一節(「痛みと喜びは紙一重」)から触発され、この2人の共作とはいえ、フレディが詩を書いたと考察した。
さらに続く「心の絆(Friends Will Be Friends)」は、またもや共作クレジットだが、
ディ―コンが作詞したようが、彼がフレディに共作にしようと提案し、受け入れられたらしい。
「心の絆」はこのアルバムのツアー「マジック・ツアー」(1986)で、トリにうたわれる「ロッキー・チャンピオン」の1つ前にうたわれる。
おそらくイギリスにおける30枚目の節目となるシングルで、クイーンの友情を示すような、とても重要な曲なのだろうと思われる。
この、「愛ある日々」、「喜びへの道」、「心の絆」は、
このアルバムA面の最後を飾る、ディー・キュリー(Deacon&Mercury)3連作と言えるのではないだろうか?
次作:
よって、この3連作を一つずつ訳そうと思う。
和訳
[コーラス]
(あなたとの)たった「一年の愛」でも、(あなたのいない)私(ひとり)の一生すべてを捨てる価値がある。
あなたの腕の中でのセンチメンタルなひとときは、私のハートをド直球に貫く「流星」のようです。
いつでも「雨の日」、あなたのいない日々は。
私はあなたの「愛の囚人(プリズナー・オブ・ラヴ)」です。
私はあなたを思い、(私という人間は)完全にバラバラに崩壊しています。
[詩]
私の「心」は、あなたの心に叫びかけています。
さびしい、、、けど、あなたなら私を「救える」。
私の「手」は、あなたの手を求めさまよう。
(心は)さむい、、、でもあなたは私のソウルに「火fire」を灯す。
私の「唇」はあなたの唇を探します。
ひもじい、、、私はあなたの「タッチ(触れてくれること)」に飢えています。
言葉にして伝えられていないことがまだまだたくさんあります。
でも、私にできることは(あなたに)「降伏」することだけです。
その瞬間まで、ただ降伏するだけ・・・。
【サックス・ソロ演奏】
[ブリッジ]
そして、愛がこれほど傷つくものだとは誰も教えてくれませんでした。
(Oooh、そう、とても痛い・・・)
「苦痛」と「喜び」は、すぐ背中合わせの関係なのですね。
そして、私にできることはあなたへの愛に降伏する(身を委ねる)ことだけです。
(ただあなたの愛に身を委ねるだけ)
[コーラス]
たった一年の恋でも
(あなたなしで)一人で過ごす私の一生よりも全然いい。
あなたの腕の中での感傷的なひとときは
まるで私の心にどストレートに射貫く流れ星のよう。
あなたのいない日はいつもいつも雨の日
私はあなたに囚われた愛のとりこ
あなたのことで私は(こころは)完全にバラバラになっています
そして私にできるのは「降参」することだけ・・・
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